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	<title>マイルス・デイヴィス | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
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		<title>ジョン・マクラフリンとは？速弾きと変拍子でジャズを変えたフュージョンの先駆者</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/john-mclaughlin/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Jul 2026 10:20:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ジョン・マクラフリン]]></category>
		<category><![CDATA[フュージョン]]></category>
		<category><![CDATA[マイルス・デイヴィス]]></category>
		<category><![CDATA[マハヴィシュヌ・オーケストラ]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[ジョン・マクラフリンは超高速ピッキングと変拍子でフュージョンの土台を築いたジャズギターの革新者。マイルス・デイヴィスとの共演からマハヴィシュヌ・オーケストラ、シャクティまで、経歴・名盤・使用機材を解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ジョン・マクラフリンは、1942年イングランド生まれのジャズギタリストです。マイルス・デイヴィスの名盤『Bitches Brew』（1970年）に、その名もずばり「John McLaughlin」という曲が収録されているほど、帝王から信頼されたギタリストです。ロック並みの大音量と超高速ピッキング、そして変拍子（拍の数が通常と異なる複雑なリズム）をジャズに持ち込み、フュージョンというジャンルの土台を築きました。<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したウェスが「歌うようなフレーズ」の名手だとすれば、マクラフリンは「速さとリズム」の面からジャズギターの可能性を押し広げた存在です。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">ヨークシャーからロンドンへ（1942〜1968年）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">渡米、マイルス・デイヴィスとの共演（1969〜1972年）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">マハヴィシュヌ・オーケストラとシャクティ（1971〜1977年）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">ギタートリオから80代の現役へ（1980年代〜現在）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">超高速・高精度のオルタネイト・ピッキング</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">変拍子とインド音楽の導入</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">ジャンル横断のハイブリッド</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『The Inner Mounting Flame』（1971年）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>ジョン・マクラフリン（John McLaughlin）</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1942年1月4日生まれ（存命・2026年時点で84歳）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>イングランド、ヨークシャー州ドンカスター</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリック／アコースティックギター、ギターシンセサイザー</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1960年代〜現在</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">ヨークシャーからロンドンへ（1942〜1968年）</span></h3>
<p>1942年、ドンカスターに生まれます。母はヴァイオリニストで、11歳のときに兄から譲り受けたギターにのめり込み、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/tal-farlow/">タル・ファーロウ</a>や<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/django-reinhardt/">ジャンゴ・ラインハルト</a>のジャズを独学で吸収しました。1960年代初頭にロンドンへ出ると、グラハム・ボンド・カルテット（1963年）に参加するなど、英国のR&#038;B・ジャズシーンで腕を磨きます。若き日のジミー・ペイジにギターを教えたという逸話も残っています。</p>
<h3><span id="toc4">渡米、マイルス・デイヴィスとの共演（1969〜1972年）</span></h3>
<p>1969年1月に初リーダー作『Extrapolation』を録音し、同年渡米してトニー・ウィリアムス率いるライフタイムに参加します。さらに1969年から1972年にかけてはマイルス・デイヴィスの「電化」路線を支え、『In a Silent Way』（1969年）、『Bitches Brew』（1970年）、『A Tribute to Jack Johnson』（1971年）などの重要作に名を連ねました。</p>
<h3><span id="toc5">マハヴィシュヌ・オーケストラとシャクティ（1971〜1977年）</span></h3>
<p>1971年、自身のバンド「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成します。バンド名は導師シュリ・チンモイから授かった霊名にちなみます。『The Inner Mounting Flame』（1971年）と『Birds of Fire』（1973年、米Billboard 200で15位）は、ジャズロック／フュージョンの頂点とされる2枚です。第1期は1973年末に解散し、1974〜76年には第2期マハヴィシュヌとして『Apocalypse』（1974年、ロンドン交響楽団と共演）などを発表しました。並行して、タブラ奏者ザキール・フセインらと組んだアコースティック・バンド「シャクティ」では、1975年7月のライヴを収めたデビュー作『Shakti with John McLaughlin』（発売は1976年）を残しています。</p>
<h3><span id="toc6">ギタートリオから80代の現役へ（1980年代〜現在）</span></h3>
<p>1981年、パコ・デ・ルシア、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/al-di-meola/">アル・ディ・メオラ</a>とのギタートリオによるライヴ盤『Friday Night in San Francisco』が世界的ヒットとなります。1984〜87年にはマハヴィシュヌ名義を再始動。1990年代後半に「リメンバー・シャクティ」を結成し、2007年からは自身のバンド「4th Dimension」で活動しています。グラミー賞は2010年、2018年など複数回受賞。2020年代にはシャクティを再結成し、46年ぶりのスタジオ作『This Moment』（2023年）が2024年のグラミー賞（ベスト・グローバル・ミュージック・アルバム）に輝きました。同年にDownBeat誌の殿堂入りも果たし、2026年にも新作が発表されるなど、80代の現在も第一線に立ち続けています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">超高速・高精度のオルタネイト・ピッキング</span></h3>
<p>オルタネイト・ピッキング（ピックの上下動を交互に繰り返す奏法）を極限まで高速化・精密化し、歪んだ大音量サウンドで、ジョン・コルトレーン譲りの音数の多いフレーズを正確に弾き切ります。後の「速弾き」系ギタリストの原型となったスタイルです。</p>
<h3><span id="toc9">変拍子とインド音楽の導入</span></h3>
<p>インド古典音楽のリズム周期「ターラ」や旋法を採り入れ、5拍子や7拍子、「Birds of Fire」の18/8拍子といった複雑な拍子を常用します。バンド全体でユニゾンする鋭いリフも特徴です。</p>
<h3><span id="toc10">ジャンル横断のハイブリッド</span></h3>
<p>フラメンコ、インド古典、ブルース、西洋クラシックまでを一つのギター語法に統合。エレクトリックとアコースティックを自在に行き来したキャリアも、ジャズギター史では稀有です。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
<p>※以下に楽天市場のアフィリエイトリンク（PR）を含みます。</p>
<h3><span id="toc12">『The Inner Mounting Flame』（1971年）</span></h3>
<p>マハヴィシュヌ・オーケストラのデビュー作で、1971年8月14日にニューヨークで録音され、同年11月3日にColumbiaから発売されました。メンバーはマクラフリン（g）、ジェリー・グッドマン（vln）、ヤン・ハマー（key）、リック・レアード（b）、ビリー・コブハム（ds）。冒頭「Meeting of the Spirits」の不穏なリフ、「The Noonward Race」でのコブハムとの高速の応酬、一転して静謐なアコースティック曲「A Lotus on Irish Streams」まで、動と静の落差がこのバンドの本質です。ロックの音量とジャズの即興、インド由来のリズムを一体化し、「フュージョンというジャンルの型を定義した1枚」と評されています。</p>
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</div>
<p>このほかでは、変拍子リフの完成形が聴ける『Birds of Fire』（1973年）、インド古典音楽との融合をアコースティックで実現した歴史的ライヴ盤『Shakti with John McLaughlin』（1976年発売・1975年ライヴ録音）、そしてパコ・デ・ルシア、アル・ディ・メオラとのギタートリオで、入門にも最適な『Friday Night in San Francisco』（1981年）がおすすめです。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>第1期マハヴィシュヌ期（1971〜73年頃）の代名詞は、6弦+12弦のGibson EDS-1275ダブルネックです。100WのMarshallアンプをほぼフルアップで鳴らしたサウンドは、Guitar Player誌「史上最高のトーン50」に挙げられたとされます。第2期ではRex Bogue製のカスタムダブルネック「Double Rainbow」を使用したほか、GibsonのByrdlandやES-345をスキャロップド指板（指板を削って弦を押さえやすくする加工）に改造して使っていたともいわれます。</p>
<p>シャクティ期には、製作家アブラハム・ウェクターがGibson J-200を基に改造した特注アコースティック、通称「シャクティ・ギター」を使用しました。サウンドホールの上に斜めに張られた共鳴弦を持つ独特の楽器です。後年はGodinのシンセアクセス・モデルやPRSを使い、アンプ類はMesa/Boogieを愛用してきたとされますが、機材は時期による変遷が激しく、細部は資料によって差があります。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>ジャズフュージョンの創始者の一人であり、マハヴィシュヌ・オーケストラで「ロックの音圧×ジャズの即興×インドのリズム」という様式を確立しました。ジェフ・ベックは「現存する最高のギタリスト」、パット・メセニーは「世界最高のギタリスト」と公言し、Rolling Stone誌「歴代最高のギタリスト100」でも49位（2003年）に選ばれています。アル・ディ・メオラやマイク・スターンなど影響を受けたギタリストは多数で、速弾き・変拍子・ワールドミュージック融合という現代テクニカルギターの三要素すべての源流とされます。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>ジョン・マクラフリンは、超高速ピッキングと変拍子をジャズに定着させ、フュージョンというジャンルの骨格をつくったギタリストです。マイルスの電化からインド音楽やフラメンコとの融合、そして2024年のグラミー受賞まで、その歩みはジャズギターの拡張の歴史そのものといえます。まず聴くべきは、やはりマハヴィシュヌ・オーケストラの『The Inner Mounting Flame』（1971年）です。半世紀以上前の録音とは思えない熱量と精度に、きっと驚かされるはずです。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールドとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/mike-stern/">マイク・スターンとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-metheny/">パット・メセニーとは？（人物紹介記事）</a></li>
</ul>
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			</item>
		<item>
		<title>マイク・スターンとは？ジャズとロックを融合したフュージョン・ギターの代表格</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/mike-stern/</link>
					<comments>https://jazzguitarroundmidnight.com/mike-stern/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 02 Jul 2026 05:14:30 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[フュージョン]]></category>
		<category><![CDATA[マイク・スターン]]></category>
		<category><![CDATA[マイルス・デイヴィス]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[マイルス・デイヴィスのバンドで注目を集め、ジャズとロックを融合した独自のスタイルを確立したマイク・スターン。経歴や代名詞のコーラス・サウンド、名盤『Upside Downside』、使用機材までジャズギターファン向けに解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>マイク・スターン（Mike Stern）は、1953年生まれのアメリカのジャズギタリストです。1981年に復帰直後のマイルス・デイヴィスのバンドに抜擢されて注目を集め、その後はソロ・アーティストとしてグラミー賞に6回ノミネートされるなど、フュージョン〜コンテンポラリー・ジャズの第一線で活躍を続けています。最大の魅力は、ビバップ仕込みのジャズの語彙と、ロック直系の歪んだサウンドを自然に融合させたスタイルです。影響源には、ジミ・ヘンドリックスらロック勢に加え、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/jim-hall/">ジム・ホール</a>や<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したウェス・モンゴメリーも挙げており、まさに二つの世界を結ぶ存在です。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">バークリーからブラッド・スウェット&amp;ティアーズへ（1953〜1970年代）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">マイルス・デイヴィス・バンドへの抜擢（1981〜1985年）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ソロ・アーティストとしての確立（1986〜1990年代）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">大事故からの復帰、そして現在（2000年代〜）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">ジャズの語彙とロックのエネルギーの融合</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">一聴でわかるコーラス・サウンド</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">ホーンライクなロング・フレージング</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『Upside Downside』（1986年）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>マイケル・セジウィック（Michael Sedgwick）。継父の姓「スターン」を名乗る</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1953年1月10日生まれ（存命）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・マサチューセッツ州ボストン生まれ、ワシントンD.C.育ち</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリック・ギター（テレキャスター・タイプ）</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1970年代半ば〜現在</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">バークリーからブラッド・スウェット&amp;ティアーズへ（1953〜1970年代）</span></h3>
<p>1953年にボストンで生まれたスターンは、12歳頃にギターを始めました。最初に夢中になったのはB.B.キング、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックスといったブルース／ロック系のギタリストです。1970年代前半にバークリー音楽大学でジャズを学び、1970年代半ばから約2年間、ブラス・ロックバンドのブラッド・スウェット&amp;ティアーズに在籍。『More Than Ever』（1976年）、『Brand New Day』（1977年）に参加してプロとしての経験を積み、1979年にはドラマーのビリー・コブハムのフュージョン・バンドに参加しています。</p>
<h3><span id="toc4">マイルス・デイヴィス・バンドへの抜擢（1981〜1985年）</span></h3>
<p>転機は1981年です。長い沈黙から復帰したマイルス・デイヴィスのバンドにギタリストとして抜擢され、『The Man with the Horn』（1981年）、ライヴ盤『We Want Miles』（1982年）、『Star People』（1983年）に参加しました。ロック的な音量と歪みをジャズに持ち込んだプレイは賛否を呼びつつも、スターンの名を世界に知らしめます。1983〜84年にはジャコ・パストリアスのバンド「ワード・オブ・マウス」でツアーを行い、1985年にはマイルスのバンドに一時復帰しました。一方でこの時期は酒とドラッグの問題を抱えており、マイケル・ブレッカーらの支えでリハビリを経て回復しています。</p>
<h3><span id="toc5">ソロ・アーティストとしての確立（1986〜1990年代）</span></h3>
<p>1983年に日本企画盤『Neesh』で初リーダー作を発表していましたが、本格的なソロ活動の出発点となったのは1986年、アトランティックからの『Upside Downside』です。以後『Time in Place』（1988年）、『Jigsaw』（1989年）と作品を重ね、サックス奏者ボブ・バーグとの双頭バンドでも活動しました。1992年にはブレッカー・ブラザーズの再結成アルバム『Return of the Brecker Brothers』に参加。『Standards (and Other Songs)』の評価により、1993年にはGuitar Player誌のベスト・ジャズ・ギタリストに選ばれています。さらに『Is What It Is』（1994年）、『Between the Lines』（1996年）は相次いでグラミー賞にノミネートされました。</p>
<h3><span id="toc6">大事故からの復帰、そして現在（2000年代〜）</span></h3>
<p>2000年代以降も『These Times』（2004年）、『Who Let the Cats Out?』（2006年）、『Big Neighborhood』（2009年）などを発表し、2014年にはロック系ギタリストのエリック・ジョンソンとの共演盤『Eclectic』も話題になりました。2016年7月、ニューヨークの路上で工事資材につまずいて転倒し、両腕を骨折。右手に神経障害が残る大けがを負いますが、ピックを指に接着剤で固定する奏法を編み出して復帰します。2017年に復帰作『Trip』を発表し、2024年の最新作『Echoes and Other Songs』まで、現在も第一線で活動を続けています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">ジャズの語彙とロックのエネルギーの融合</span></h3>
<p>スターンの最大の特徴は、ビバップ（1940年代に確立した、高度なアドリブを中心とするジャズのスタイル）由来の洗練されたハーモニー感覚と、ロック／ブルース仕込みの歪んだ音色や激しいチョーキング（弦を押し上げて音程を変えるテクニック）の組み合わせです。しばしば「ジム・ホールとジミ・ヘンドリックスの融合」と形容され、本人もヘンドリックス、ウェス・モンゴメリー、ジム・ホール、アルバート・キングらを影響源に挙げています。</p>
<h3><span id="toc9">一聴でわかるコーラス・サウンド</span></h3>
<p>クリーントーンにコーラス（音を細かく揺らして厚みを出すエフェクト）を深くかけた、揺らぎのある太い音色はスターンの代名詞です。Yamaha SPX-90でステレオに分岐させたこのサウンドは、一聴して彼だと分かるトレードマークになっています。</p>
<h3><span id="toc10">ホーンライクなロング・フレージング</span></h3>
<p>マイケル・ブレッカーやボブ・バーグといったサックス奏者との共演で磨かれた、8分音符主体で滑らかに歌い続ける長いフレーズも特徴です。管楽器のように息の長いラインをロックの推進力で押し切っていくスタイルは、多くのギタリストの手本になっています。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
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<h3><span id="toc12">『Upside Downside』（1986年）</span></h3>
<p>通算2作目ながら、アトランティックからの実質的なメジャー・デビュー作であり、ソロ・アーティスト「マイク・スターン」の出発点となった1枚です。1986年3〜4月にニューヨークのRPM Sound Studiosで録音され、プロデュースはギタリストとしても著名なハイラム・ブロックが担当。ジャコ・パストリアス（ベース）、デヴィッド・サンボーン（アルトサックス）、ボブ・バーグ（テナーサックス）、デイヴ・ウェックル（ドラム）ら、マイルス〜ジャコ人脈の豪華メンバーが参加しています。全6曲すべてがスターンのオリジナルで、ジャコのベースが躍動する「Mood Swings」、サンボーンのアルトが歌うバラード「Goodbye Again」、疾走するタイトル曲と聴きどころが続き、コーラスの効いたクリーントーンと歪んだロックなソロというスターンの二面性が、この時点ですでに完成しています。</p>
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</div>
<p>このほかでは、ピーター・アースキンらと録音し作曲家としての成熟が聴ける『Time in Place』（1988年）、スタンダード曲に正面から取り組みGuitar Player誌ベスト・ジャズ・ギタリスト選出のきっかけとなった『Standards (and Other Songs)』（1992年。発表年を1993年とする資料もあります）、両腕骨折の大事故からの復帰作でランディ・ブレッカーやデニス・チェンバースらが参加した『Trip』（2017年）の3枚がおすすめです。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>スターンといえばテレキャスター・タイプのソリッドギターです。キャリア初期の愛器は1950〜60年代のパーツを組み合わせたFenderテレキャスターでしたが、強盗被害で失われ、その後は製作家（ルシアー）マイケル・アロンソンがそのテレキャスターをもとに製作したカスタム・ギターを長年使用しました。1990年代半ばにヤマハと契約してからの代名詞は、このカスタム機を原型とするシグネチャーモデル「Pacifica 1511MS」で、後年には仕様の異なる「PAC1611MS」も登場しています。</p>
<p>アンプはFender Twin Reverb（&#8217;65リイシュー）2台によるステレオ運用が定番です。エフェクターは、コーラスとステレオ分岐の要となるYamaha SPX-90、Boss DD-3デジタル・ディレイ2台などが知られ、歪みには長らくBoss DS-1を愛用。近年のペダルボードにはBoss SD-1やBD-2W（技 WAZA CRAFT）といったオーバードライブも並んでいます。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>スターンは、1970年代のフュージョンと現代ジャズを橋渡しする存在として位置づけられています。マイルス・デイヴィス復帰バンドのギタリストとして、ロック的な音量と歪みをジャズの文脈に持ち込んだ象徴的プレイヤーの一人であり、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールド</a>やパット・メセニーらと並ぶ同世代の代表的ジャズギタリストに数えられます。グラミー賞ノミネート6回、DownBeat誌「歴代の偉大なギタリスト75人」（2009年）選出、モントリオール・ジャズ・フェスティバルでのマイルス・デイヴィス賞受賞（2007年）といった客観的な評価に加え、ロック畑のギタリストがジャズへ接近する際の入口として機能してきた点も重要です。事故後も奏法を再構築して第一線に立ち続ける姿勢は、内外の音楽誌で高く評価されています。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>マイク・スターンは、ジャズの知性とロックの熱量を一本のギターで両立させた、フュージョン以降のジャズギターを代表するギタリストです。マイルス・デイヴィスのバンドでの活躍からソロでの数々の名盤、そして事故を乗り越えた近年の活動まで、40年以上にわたり第一線を走り続けています。まず聴くなら、そのスタイルの原点であり完成形でもある『Upside Downside』（1986年）がおすすめです。コーラスの効いたクリーントーンと歪んだソロの対比を、ぜひ体感してみてください。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-metheny/">パット・メセニーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-martino/">パット・マルティーノとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールドとは？（人物紹介記事）</a></li>
</ul>
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			</item>
		<item>
		<title>ジョン・スコフィールドとは？ジャズとファンクを融合した現代ジャズギターの巨匠</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 02 Jul 2026 05:13:08 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ジョン・スコフィールド]]></category>
		<category><![CDATA[フュージョン]]></category>
		<category><![CDATA[マイルス・デイヴィス]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
		<category><![CDATA[現代ジャズ]]></category>
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					<description><![CDATA[マイルス・デイヴィスのバンドで名を上げ、ビバップとファンクを融合した唯一無二のトーンで知られるジョン・スコフィールド。経歴・音楽的特徴・おすすめアルバム・使用機材まで、現代ジャズギターの巨匠を徹底解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ジョン・スコフィールド（John Scofield）は、1951年生まれのアメリカのジャズギタリストです。マイルス・デイヴィスのバンドで世界的な知名度を得て、ビバップ（1940年代に生まれたモダンジャズの即興スタイル）の語彙とブルースやファンクのグルーヴを融合した独自のプレイで知られています。<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したウェスが1960年代のジャズギターを象徴する存在だとすれば、スコフィールドは1980年代以降のエレクトリック・ジャズを牽引してきた存在といえるでしょう。グラミー賞を3回受賞し、70代の現在も第一線で活動を続けています。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-3" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-3">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">バークリーからプロの世界へ（1951〜1977年）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">リーダー活動の開始とマイルス・バンド（1977〜1985年）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ファンクと正統派ジャズの二刀流（1984〜1997年）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">『A Go Go』以降の越境と現在（1998年〜）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">ビバップの語彙×ブルース／ファンクのグルーヴ</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">1音でわかる「歌う」セミアコトーン</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">バンドで踊らせるグルーヴ志向</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『A Go Go』（1998年、Verve）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>ジョン・スコフィールド（John Scofield）。愛称は「スコ（Sco）」</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1951年12月26日生まれ（存命）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・オハイオ州デイトン生まれ、コネチカット州ウィルトン育ち</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリックギター（メインはセミアコのIbanez AS200）</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1974年頃〜現在</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">バークリーからプロの世界へ（1951〜1977年）</span></h3>
<p>1951年にオハイオ州デイトンで生まれ、コネチカット州ウィルトンで育ちました。11歳の頃にロックやブルースに影響を受けてギターを始め、1970〜73年にバークリー音楽大学で学びます。1974年、ジェリー・マリガンとチェット・ベイカーのカーネギー・ホール公演のライブ録音に参加し、実質的なレコードデビューを果たしました。1975〜77年頃にはビリー・コブハムとジョージ・デュークのフュージョンバンドに約2年間在籍。さらにチャールズ・ミンガスのアルバム『Three or Four Shades of Blues』（1977年）の録音にも参加し、同時期にパット・メセニーの後任としてゲイリー・バートンのカルテットに加わっています。</p>
<h3><span id="toc4">リーダー活動の開始とマイルス・バンド（1977〜1985年）</span></h3>
<p>1977年には初のリーダー作を発表し、1978年頃からバンドリーダーとして国際的な活動を始めます。1979年にはスティーヴ・スワロウ（ベース）、アダム・ナスバウム（ドラム）とトリオを結成しました。そして最大の転機となったのが、1982年から約3年半に及ぶマイルス・デイヴィスのバンドへの在籍です。『Star People』『Decoy』『You&#8217;re Under Arrest』の3作に演奏と作曲の両面で貢献し、世界的な知名度を獲得しました。</p>
<h3><span id="toc5">ファンクと正統派ジャズの二刀流（1984〜1997年）</span></h3>
<p>マイルス在籍中から『Electric Outlet』（1984年）、『Still Warm』（1985年）を発表し、その後はデニス・チェンバース（ドラム）らとのバンドで『Blue Matter』（1987年）、『Loud Jazz』（1988年）などファンク色の強い作品を連発します。1990年代に入るとブルーノートから『Time on My Hands』（1990年）、『Hand Jive』（1994年）、『Groove Elation』（1995年）などを発表し、ストレートアヘッドなジャズギタリストとしての評価も確立しました。</p>
<h3><span id="toc6">『A Go Go』以降の越境と現在（1998年〜）</span></h3>
<p>1998年、メデスキ・マーティン&amp;ウッド（MMW）と共演した『A Go Go』（Verve）を発表。ジャムバンド世代のリスナーを獲得する大ヒットとなり、キャリア後半の方向性を決定づけました。その後も『Überjam』（2002年）でドラムンベースの要素を導入するなど実験を続け、『Past Present』（2015年）で2016年グラミー賞最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバムを受賞、『Country for Old Men』（2016年）では2017年に同部門と最優秀即興ジャズソロの2冠に輝きます。2020年からはECMレーベルに移り、『Swallow Tales』（2020年）、初のソロギター作『John Scofield』（2022年）、トリオによる2枚組『Uncle John&#8217;s Band』（2023年）を発表。ニューヨーク大学で教鞭を執ってきた教育者の顔も持ちながら、70代の現在も精力的にツアーを続ける現役プレイヤーです。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">ビバップの語彙×ブルース／ファンクのグルーヴ</span></h3>
<p>スコフィールドの最大の個性は、ジャズの高度なハーモニー感覚を、ブルースやファンク由来の粘っこいタイム感で弾くことです。コードトーンの外側を這うようなクロマチック（半音階的）なアウトフレーズを多用しながらも難解に聞こえないのは、土台に身体的なグルーヴがあるからです。彼の音楽はしばしば「ジャズ、フュージョン、ファンク、ブルース、ソウル、ロックのブレンド」と要約されます。</p>
<h3><span id="toc9">1音でわかる「歌う」セミアコトーン</span></h3>
<p>セミアコースティックギター（空洞のボディ中央にブロック材を持つタイプ）に軽いディストーションを薄くかけた、太くエッジのあるトーンも代名詞です。ベンドやビブラート、スライドを多用したボーカルのようなフレージングと相まって、「1音でスコフィールドと分かる」といわれる音色を生み出しています。</p>
<h3><span id="toc10">バンドで踊らせるグルーヴ志向</span></h3>
<p>『A Go Go』以降は、リフとグルーヴを軸にした曲作りが顕著です。ソロ偏重ではなく「バンド全体で踊らせる」発想は、MMWやガヴァメント・ミュールらジャムバンド勢との越境コラボにもつながり、1990年代末以降のジャズとジャムシーンの接近を象徴する存在となりました。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
<p>※以下に楽天市場のアフィリエイトリンク（PR）を含みます。</p>
<h3><span id="toc12">『A Go Go』（1998年、Verve）</span></h3>
<p>まず1枚選ぶならこれです。1998年にVerveから発売され、ニューヨークのAvatar Studioなどで録音されました。共演はジョン・メデスキ（キーボード）、クリス・ウッド（ベース）、ビリー・マーティン（ドラム）＝メデスキ・マーティン&amp;ウッド（MMW）で、彼らとの初共演盤にあたります。全曲がスコフィールドのオリジナルで、表題曲 &#8220;A Go Go&#8221; や &#8220;Chank&#8221;、&#8221;Southern Pacific&#8221; など、MMWのルーズで実験的なグルーヴの上を歪んだセミアコが自由に泳ぐ快感は、まさにジャズファンクの決定盤です。難解さがなく、ジャズ入門者にもファンク好きにも勧めやすい「入口」の1枚です。</p>
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</div>
<p>他のおすすめとしては、まず『Still Warm』（1985年）。マイルス・バンド離脱直後の代表作で、80年代フュージョン期のスコ・トーンの完成形といえる1枚です。『Time on My Hands』（1990年）はジョー・ロヴァーノ、チャーリー・ヘイデン、ジャック・ディジョネットとの正統派カルテット作で、ジャズ側の代表作です。近作では『Uncle John&#8217;s Band』（2023年）が、自作曲に加えボブ・ディランやグレイトフル・デッドの曲までを消化する、70代の現在地を示す充実のトリオ2枚組です。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>メインギターは、1981年製のセミアコースティックギターIbanez AS200です。1982年頃のツアー中にIbanezから提供されて以来、40年以上にわたって使い続けているとされ、同社からはシグネチャーモデルのJSMシリーズも発売されています。アンプはVox AC30（リイシューのAC30TBを好むとされます）とMesa/Boogie Mark Iリイシューが軸とされ、歪みの核になっているのがディストーションペダルのPro Co RATです。セミアコ＋AC30＋RATという意外にシンプルな組み合わせが、あの唯一無二のトーンの土台とされています。</p>
<p>ただし機材は時期により変動があるため、上記はあくまで代表的な組み合わせと考えてください。近年の取材では、ルーパーやフィルター系エフェクトを加えた実験的なセットアップも紹介されています。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>スコフィールドは、パット・メセニー、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/bill-frisell/">ビル・フリゼール</a>と並んで「現代ジャズギター三大巨頭」と称されることの多いギタリストです（通説としてよく引用される言い回しです）。マイルス・デイヴィス門下の「卒業生」として1980年代以降のエレクトリック・ジャズを牽引し、ビバップの知性とブルース／ファンクの身体性を等価に扱うスタイルは、後続のジャズ〜フュージョン系ギタリストに広く影響を与えました。ジョン・メイヤーなど他ジャンルのギタリストからも敬愛されています。また『A Go Go』以降のMMW、フィル・レッシュ、ガヴァメント・ミュールらとの協働により、ジャズとジャムバンド・シーンの橋渡し役を果たした点も歴史的な功績です。グラミー賞3回受賞、フランス芸術文化勲章（2010年）など制度的な評価も確立しています。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>ジョン・スコフィールドは、ジャズの知性とファンクの身体性を1本のセミアコで両立させてきた、現代ジャズギターを代表するギタリストです。マイルス・バンドからジャムバンドシーンまで、時代ごとに活動の場を広げながら、常に「1音でわかる」個性を保ち続けてきました。まず聴くなら、MMWとの共演でジャズファンクの決定盤となった『A Go Go』（1998年）がおすすめです。そこから80年代の『Still Warm』、90年代の『Time on My Hands』、最新のECM期へと聴き進めれば、キャリアの全体像がつかめるはずです。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-metheny/">パット・メセニーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/kurt-rosenwinkel/">カート・ローゼンウィンケルとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/bill-frisell/">ビル・フリゼールとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/mike-stern/">マイク・スターンとは？（人物紹介記事）</a></li>
</ul>
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