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	<title>マハヴィシュヌ・オーケストラ | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
	<lastBuildDate>Fri, 31 Jul 2026 10:16:25 +0000</lastBuildDate>
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	<item>
		<title>マハヴィシュヌ・オーケストラ（ジョン・マクラフリン）(Mahavishnu Orchestra)『The Inner Mounting Flame』徹底解説｜管楽器ゼロの5人が定義したジャズロックの原点</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 09:30:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アルバム紹介]]></category>
		<category><![CDATA[The Inner Mounting Flame]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[マハヴィシュヌ・オーケストラ]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[マハヴィシュヌ・オーケストラ（ジョン・マクラフリン）のデビュー作『The Inner Mounting Flame』を徹底解説。管楽器ゼロの5人編成、変拍子と超絶技巧でフュージョンの原点を定義した名盤の聴きどころを全曲紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>1971年11月、ジャズとロックの境界線を書き換える一枚が現れました。マハヴィシュヌ・オーケストラのデビュー作『The Inner Mounting Flame』（邦題『内に秘めた炎』）です。ロックの音量とエネルギー、ジャズの即興、インド音楽由来の変拍子（1小節の拍数が3拍子や4拍子に収まらない拍子）が高い次元で融合し、緻密に組み上げられた楽曲の上を超絶技巧の5人が疾走する——後に「フュージョン」と呼ばれる音楽の原点を事実上定義した、今なお別格の輝きを放つアルバムです。</p>
<p>バンドを率いるのは、マイルス・デイヴィスの『Bitches Brew』などで頭角を現したギタリスト、ジョン・マクラフリン。彼の経歴とプレイスタイルは <a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-mclaughlin/">マハヴィシュヌ・オーケストラ（ジョン・マクラフリン）とは？（人物紹介記事）</a> で詳しく紹介していますので、あわせてどうぞ。本記事では、その第一歩となった本作を制作背景から全曲解説まで掘り下げます。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">アルバム基本情報</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">どんなアルバム？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">参加メンバー</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">全曲解説</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">1. Meeting of the Spirits（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">2. Dawn（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">3. The Noonward Race（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">4. A Lotus on Irish Streams（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">5. Vital Transformation（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">6. The Dance of Maya（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">7. You Know You Know（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">8. Awakening（作曲：ジョン・マクラフリン）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">聴きどころ・なぜ名盤なのか</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">こんな人におすすめ</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">アルバム基本情報</span></h2>
<figure class="wp-block-table">
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>発売</td>
<td>1971年11月3日（米国）</td>
</tr>
<tr>
<td>レーベル</td>
<td>Columbia Records</td>
</tr>
<tr>
<td>録音日</td>
<td>1971年8月14日</td>
</tr>
<tr>
<td>録音場所</td>
<td>CBS Studios（ニューヨーク）</td>
</tr>
<tr>
<td>プロデューサー</td>
<td>John McLaughlin（ジョン・マクラフリン）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</figure>
<p>編成はギター、ヴァイオリン、キーボード、ベース、ドラムスによるクインテット（5人編成）で、サックス等の管楽器が一切いない、当時のジャズとしては異例のバンドです。</p>
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</div>
<h2><span id="toc2">どんなアルバム？</span></h2>
<p>マクラフリンは渡米後、マイルス・デイヴィスの『In a Silent Way』『Bitches Brew』『Jack Johnson』への参加や、トニー・ウィリアムス・ライフタイムでの活動を経て、1971年に自身のバンド結成へ踏み切りました。当時の彼はインドの導師シュリ・チンモイに師事しており、「マハヴィシュヌ」はチンモイから授かった宗教名（「マハ」＝偉大な＋ヒンドゥーの神ヴィシュヌ）。バンド名もここに由来します。</p>
<p>ドラムスのビリー・コブハムは、同年のソロ作『My Goal&#8217;s Beyond』に参加していた縁で加入。ヴァイオリンは第一候補のジャン＝リュック・ポンティがビザ（入国管理）の問題で参加できず、同作にも加わった元The Flockのジェリー・グッドマンが招かれました。キーボードのヤン・ハマーはミロスラフ・ヴィトウスの推薦で加入し、ベースのリック・レアードはロンドン時代からの旧知。英・米・チェコ・アイルランド（コブハムはパナマ系米国人）の多国籍バンドがこうして誕生しました。</p>
<p>驚くべきはそのスピードです。1971年7月にニューヨークで1週間足らずのリハーサルを行い、7月21日にGaslight at the Au Go Goでジョン・リー・フッカーの前座としてデビュー。マクラフリンは「1stセットは不安定だったが、2ndセットで一気に化けた」と回想しています。そして結成から約1か月後の8月14日には、早くもCBSスタジオで本作を録音。生まれたてのバンドの勢いが、そのまま盤に刻まれているのです。</p>
<p>とはいえ中身はフリーキーな混沌ではありません。全8曲すべてがマクラフリンの作曲で、変拍子や場面転換を含む展開が緻密に設計され、その上で各人の即興が爆発します。マクラフリン自身は本作の背景に、サイケデリック革命や人種問題、ベトナム戦争といった激動の時代の空気を挙げており、まさに「内に秘めた炎」が音になったようなアルバムです。</p>
<h2><span id="toc3">参加メンバー</span></h2>
<p>いずれも後のフュージョン史に名を残す5人です。管楽器がいないぶん、ギター・ヴァイオリン・キーボードの3者がフロントを担い合うのが本作のサウンドの核になっています。</p>
<ul>
<li><strong>ジョン・マクラフリン（ギター）</strong> … 全8曲の作曲とプロデュースを手がけたリーダー。当時は「マハヴィシュヌ・ジョン・マクラフリン」名義でした。</li>
<li><strong>ジェリー・グッドマン（ヴァイオリン）</strong> … 元The Flockの米国人ヴァイオリニスト。ギターと対等に渡り合うフロントの一角です。</li>
<li><strong>ヤン・ハマー（ピアノ、キーボード）</strong> … チェコ出身。渡米後はサラ・ヴォーンの伴奏などで活動していました。</li>
<li><strong>リック・レアード（ベース）</strong> … アイルランド出身。ロンドン時代（ロニー・スコッツ周辺）からのマクラフリンの旧友です。</li>
<li><strong>ビリー・コブハム（ドラムス、パーカッション）</strong> … パナマ系米国人。本作の爆発的なドラミングで一躍注目を集めました。</li>
</ul>
<h2><span id="toc4">全曲解説</span></h2>
<p>オリジナルLPの曲順に沿って、全8曲（すべてジョン・マクラフリン作曲）を紹介します。</p>
<h3><span id="toc5">1. Meeting of the Spirits（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>不穏なアルペジオ（コードの音を分散させて弾く奏法）のリフから立ち上がるオープナー。JazzTimes誌が「クラシック的な着想のミニチュア組曲」と形容したとおり場面が次々と展開し、バンドの神秘的な世界観を一発で提示する代表曲です。</p>
<h3><span id="toc6">2. Dawn（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>「夜明け」の題名どおり、叙情的なテーマから徐々に熱を帯びていく曲。静と動の対比が聴きどころとされ、激烈な曲の合間で呼吸を整える存在です。</p>
<h3><span id="toc7">3. The Noonward Race（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>タイトルどおりレースのような高速・高エネルギーのナンバー。コブハムの爆発的なドラミングと、マクラフリンの歪んだ高速ソロの応酬は本作屈指の聴きものです。後のライヴでも定番となった曲です。</p>
<h3><span id="toc8">4. A Lotus on Irish Streams（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>アコースティックギター、ヴァイオリン、ピアノによる静謐な演奏で、Louder誌は「壊れそうなほど繊細（fragile）」と評しました。アイルランド出身のレアードを思わせる曲名も印象的です。</p>
<h3><span id="toc9">5. Vital Transformation（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>9/8拍子とされる変拍子の上を突進する、ファンク色の濃い激走曲。JazzTimes誌が「くすぶるような激烈さ」と評したコブハムのドラムが全開になります。</p>
<h3><span id="toc10">6. The Dance of Maya（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>10/8拍子とされる変拍子のアルペジオで幽玄に始まり、中盤で一転してブルース・シャッフル（跳ねるリズムのブルース）になだれ込む構成が有名。バンドの「神秘性」を象徴する曲としてしばしば言及されます。</p>
<h3><span id="toc11">7. You Know You Know（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>シンプルなギターの反復モチーフが印象的な、抑制された幽玄なナンバー。フレーズの合間を縫うコブハムのドラム・フィルも聴きどころです。後年ヒップホップなどで数多くサンプリングされたことでも知られます。</p>
<h3><span id="toc12">8. Awakening（作曲：ジョン・マクラフリン）</span></h3>
<p>ラストは一転して短い高速ナンバー。全員のユニゾン（複数の楽器で同じフレーズを弾くこと）と畳み掛けるソロ回しが聴きどころとされ、そのままアルバムを駆け抜けて締めくくります。</p>
<h2><span id="toc13">聴きどころ・なぜ名盤なのか</span></h2>
<p>ジャズギターの歴史から見ると、本作は決定的な転換点です。ディストーション（歪んだ音色）と大音量、超高速ピッキング、変拍子やインド音楽の語法——それまでのジャズギターになかった要素を本格的に持ち込み、AllMusicに「事実上ジャズとロックのフュージョンを定義した」と言わしめました。ジェフ・ベックやプログレ、後のシュレッド系（超高速テクニック系）ギタリストにまで影響が及んだとされています。</p>
<p>アルバムとしての設計も見事です。「The Noonward Race」「Vital Transformation」のような激走曲の間に「A Lotus on Irish Streams」の静けさが置かれ、緊張と解放が交互に訪れる。静と動の対比で一枚を物語のように聴かせる構成力こそ、本作が名盤と呼ばれるゆえんでしょう。</p>
<p>評価の面でも、デビュー作ながら米Billboard 200で89位、Billboardジャズ・アルバム・チャートで11位を記録し、ジャズとロック双方の聴衆を獲得しました。当時は「技巧は圧倒的だが情感に乏しい」と評価が割れたものの、現在はAllMusicの5つ星満点をはじめ各ガイドで最高評価が並び、次作『Birds of Fire』（1973年）と並ぶ第1期マハヴィシュヌの金字塔とされています。</p>
<h2><span id="toc14">こんな人におすすめ</span></h2>
<ul>
<li><strong>ロック畑からジャズに入りたい人</strong> … ロックの音圧とエネルギーはそのままに、ジャズの即興と構築美が味わえる格好の入口です。</li>
<li><strong>ジャズギターの「速弾き」の原点を知りたい人</strong> … 後のフュージョン系ギターへ連なる高速ピッキングの出発点です。</li>
<li><strong>変拍子やプログレが好きな人</strong> … 9/8や10/8とされる変拍子リフの応酬は圧巻。日本でプログレ文脈から聴き継がれてきたのも頷けます。</li>
<li><strong>激しい音楽は少し苦手という人</strong> … 「A Lotus on Irish Streams」など美しいアコースティック曲もあり、静の側面から入るのも立派な聴き方です。</li>
</ul>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>『The Inner Mounting Flame』は、マイルス・デイヴィスのもとで名を上げたジョン・マクラフリンが、結成約1か月の多国籍バンドと一気呵成に録音した、フュージョンの原点というべきデビュー作です。管楽器ゼロの5人編成、全曲オリジナル、変拍子と超絶技巧、そして激走と静寂の対比。どこを取っても、1971年にこれが生まれた事実に驚かされます。</p>
<p>「内に秘めた炎」という邦題のとおり、このアルバムには噴き出す寸前の熱が最初から最後まで満ちています。まずは「Meeting of the Spirits」で炎の立ち上がりを、続けて「A Lotus on Irish Streams」で静かな水面を体験してみてください。その落差にはっとしたとき、あなたはもうこのバンドの世界の中にいます。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-mclaughlin/">マハヴィシュヌ・オーケストラ（ジョン・マクラフリン）とは？（人物紹介記事）</a> … 経歴・音楽的特徴・名盤を紹介しています。</li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/elegant-gypsy-al-di-meola/">『Elegant Gypsy』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>ジョン・マクラフリンとは？速弾きと変拍子でジャズを変えたフュージョンの先駆者</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/john-mclaughlin/</link>
					<comments>https://jazzguitarroundmidnight.com/john-mclaughlin/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Jul 2026 10:20:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ジョン・マクラフリン]]></category>
		<category><![CDATA[フュージョン]]></category>
		<category><![CDATA[マイルス・デイヴィス]]></category>
		<category><![CDATA[マハヴィシュヌ・オーケストラ]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[ジョン・マクラフリンは超高速ピッキングと変拍子でフュージョンの土台を築いたジャズギターの革新者。マイルス・デイヴィスとの共演からマハヴィシュヌ・オーケストラ、シャクティまで、経歴・名盤・使用機材を解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ジョン・マクラフリンは、1942年イングランド生まれのジャズギタリストです。マイルス・デイヴィスの名盤『Bitches Brew』（1970年）に、その名もずばり「John McLaughlin」という曲が収録されているほど、帝王から信頼されたギタリストです。ロック並みの大音量と超高速ピッキング、そして変拍子（拍の数が通常と異なる複雑なリズム）をジャズに持ち込み、フュージョンというジャンルの土台を築きました。<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したウェスが「歌うようなフレーズ」の名手だとすれば、マクラフリンは「速さとリズム」の面からジャズギターの可能性を押し広げた存在です。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">ヨークシャーからロンドンへ（1942〜1968年）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">渡米、マイルス・デイヴィスとの共演（1969〜1972年）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">マハヴィシュヌ・オーケストラとシャクティ（1971〜1977年）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">ギタートリオから80代の現役へ（1980年代〜現在）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">超高速・高精度のオルタネイト・ピッキング</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">変拍子とインド音楽の導入</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">ジャンル横断のハイブリッド</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『The Inner Mounting Flame』（1971年）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>ジョン・マクラフリン（John McLaughlin）</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1942年1月4日生まれ（存命・2026年時点で84歳）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>イングランド、ヨークシャー州ドンカスター</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリック／アコースティックギター、ギターシンセサイザー</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1960年代〜現在</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">ヨークシャーからロンドンへ（1942〜1968年）</span></h3>
<p>1942年、ドンカスターに生まれます。母はヴァイオリニストで、11歳のときに兄から譲り受けたギターにのめり込み、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/tal-farlow/">タル・ファーロウ</a>や<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/django-reinhardt/">ジャンゴ・ラインハルト</a>のジャズを独学で吸収しました。1960年代初頭にロンドンへ出ると、グラハム・ボンド・カルテット（1963年）に参加するなど、英国のR&#038;B・ジャズシーンで腕を磨きます。若き日のジミー・ペイジにギターを教えたという逸話も残っています。</p>
<h3><span id="toc4">渡米、マイルス・デイヴィスとの共演（1969〜1972年）</span></h3>
<p>1969年1月に初リーダー作『Extrapolation』を録音し、同年渡米してトニー・ウィリアムス率いるライフタイムに参加します。さらに1969年から1972年にかけてはマイルス・デイヴィスの「電化」路線を支え、『In a Silent Way』（1969年）、『Bitches Brew』（1970年）、『A Tribute to Jack Johnson』（1971年）などの重要作に名を連ねました。</p>
<h3><span id="toc5">マハヴィシュヌ・オーケストラとシャクティ（1971〜1977年）</span></h3>
<p>1971年、自身のバンド「マハヴィシュヌ・オーケストラ」を結成します。バンド名は導師シュリ・チンモイから授かった霊名にちなみます。『The Inner Mounting Flame』（1971年）と『Birds of Fire』（1973年、米Billboard 200で15位）は、ジャズロック／フュージョンの頂点とされる2枚です。第1期は1973年末に解散し、1974〜76年には第2期マハヴィシュヌとして『Apocalypse』（1974年、ロンドン交響楽団と共演）などを発表しました。並行して、タブラ奏者ザキール・フセインらと組んだアコースティック・バンド「シャクティ」では、1975年7月のライヴを収めたデビュー作『Shakti with John McLaughlin』（発売は1976年）を残しています。</p>
<h3><span id="toc6">ギタートリオから80代の現役へ（1980年代〜現在）</span></h3>
<p>1981年、パコ・デ・ルシア、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/al-di-meola/">アル・ディ・メオラ</a>とのギタートリオによるライヴ盤『Friday Night in San Francisco』が世界的ヒットとなります。1984〜87年にはマハヴィシュヌ名義を再始動。1990年代後半に「リメンバー・シャクティ」を結成し、2007年からは自身のバンド「4th Dimension」で活動しています。グラミー賞は2010年、2018年など複数回受賞。2020年代にはシャクティを再結成し、46年ぶりのスタジオ作『This Moment』（2023年）が2024年のグラミー賞（ベスト・グローバル・ミュージック・アルバム）に輝きました。同年にDownBeat誌の殿堂入りも果たし、2026年にも新作が発表されるなど、80代の現在も第一線に立ち続けています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">超高速・高精度のオルタネイト・ピッキング</span></h3>
<p>オルタネイト・ピッキング（ピックの上下動を交互に繰り返す奏法）を極限まで高速化・精密化し、歪んだ大音量サウンドで、ジョン・コルトレーン譲りの音数の多いフレーズを正確に弾き切ります。後の「速弾き」系ギタリストの原型となったスタイルです。</p>
<h3><span id="toc9">変拍子とインド音楽の導入</span></h3>
<p>インド古典音楽のリズム周期「ターラ」や旋法を採り入れ、5拍子や7拍子、「Birds of Fire」の18/8拍子といった複雑な拍子を常用します。バンド全体でユニゾンする鋭いリフも特徴です。</p>
<h3><span id="toc10">ジャンル横断のハイブリッド</span></h3>
<p>フラメンコ、インド古典、ブルース、西洋クラシックまでを一つのギター語法に統合。エレクトリックとアコースティックを自在に行き来したキャリアも、ジャズギター史では稀有です。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
<p>※以下に楽天市場のアフィリエイトリンク（PR）を含みます。</p>
<h3><span id="toc12">『The Inner Mounting Flame』（1971年）</span></h3>
<p>マハヴィシュヌ・オーケストラのデビュー作で、1971年8月14日にニューヨークで録音され、同年11月3日にColumbiaから発売されました。メンバーはマクラフリン（g）、ジェリー・グッドマン（vln）、ヤン・ハマー（key）、リック・レアード（b）、ビリー・コブハム（ds）。冒頭「Meeting of the Spirits」の不穏なリフ、「The Noonward Race」でのコブハムとの高速の応酬、一転して静謐なアコースティック曲「A Lotus on Irish Streams」まで、動と静の落差がこのバンドの本質です。ロックの音量とジャズの即興、インド由来のリズムを一体化し、「フュージョンというジャンルの型を定義した1枚」と評されています。</p>
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<p>このほかでは、変拍子リフの完成形が聴ける『Birds of Fire』（1973年）、インド古典音楽との融合をアコースティックで実現した歴史的ライヴ盤『Shakti with John McLaughlin』（1976年発売・1975年ライヴ録音）、そしてパコ・デ・ルシア、アル・ディ・メオラとのギタートリオで、入門にも最適な『Friday Night in San Francisco』（1981年）がおすすめです。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>第1期マハヴィシュヌ期（1971〜73年頃）の代名詞は、6弦+12弦のGibson EDS-1275ダブルネックです。100WのMarshallアンプをほぼフルアップで鳴らしたサウンドは、Guitar Player誌「史上最高のトーン50」に挙げられたとされます。第2期ではRex Bogue製のカスタムダブルネック「Double Rainbow」を使用したほか、GibsonのByrdlandやES-345をスキャロップド指板（指板を削って弦を押さえやすくする加工）に改造して使っていたともいわれます。</p>
<p>シャクティ期には、製作家アブラハム・ウェクターがGibson J-200を基に改造した特注アコースティック、通称「シャクティ・ギター」を使用しました。サウンドホールの上に斜めに張られた共鳴弦を持つ独特の楽器です。後年はGodinのシンセアクセス・モデルやPRSを使い、アンプ類はMesa/Boogieを愛用してきたとされますが、機材は時期による変遷が激しく、細部は資料によって差があります。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>ジャズフュージョンの創始者の一人であり、マハヴィシュヌ・オーケストラで「ロックの音圧×ジャズの即興×インドのリズム」という様式を確立しました。ジェフ・ベックは「現存する最高のギタリスト」、パット・メセニーは「世界最高のギタリスト」と公言し、Rolling Stone誌「歴代最高のギタリスト100」でも49位（2003年）に選ばれています。アル・ディ・メオラやマイク・スターンなど影響を受けたギタリストは多数で、速弾き・変拍子・ワールドミュージック融合という現代テクニカルギターの三要素すべての源流とされます。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>ジョン・マクラフリンは、超高速ピッキングと変拍子をジャズに定着させ、フュージョンというジャンルの骨格をつくったギタリストです。マイルスの電化からインド音楽やフラメンコとの融合、そして2024年のグラミー受賞まで、その歩みはジャズギターの拡張の歴史そのものといえます。まず聴くべきは、やはりマハヴィシュヌ・オーケストラの『The Inner Mounting Flame』（1971年）です。半世紀以上前の録音とは思えない熱量と精度に、きっと驚かされるはずです。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールドとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/mike-stern/">マイク・スターンとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-metheny/">パット・メセニーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/inner-mounting-flame-john-mclaughlin/">『The Inner Mounting Flame』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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