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	<title>バーニー・ケッセル | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
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		<title>バーニー・ケッセル(Barney Kessel)『The Poll Winners』徹底解説｜人気投票を制した3人が生んだギタートリオの原点</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 09:25:10 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アルバム紹介]]></category>
		<category><![CDATA[The Poll Winners]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[バーニー・ケッセル]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[人気投票を制したバーニー・ケッセル、レイ・ブラウン、シェリー・マンによる1957年の名盤『The Poll Winners』を徹底解説。制作背景、参加メンバー、全9曲の聴きどころ、ピアノレス・ギタートリオの魅力を紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ギター、ベース、ドラムス。ピアノもホーンも入らない3人だけの編成で、ここまで豊かな音楽が生まれるのか——『The Poll Winners』は、そんな驚きを今も新鮮に味わわせてくれる1枚です。Down Beat・Metronome・Playboyという3誌の人気投票（ポール）をそれぞれの楽器部門で制した3人、バーニー・ケッセル、レイ・ブラウン、シェリー・マンが1957年に集結。「投票の勝者たち＝The Poll Winners」の名のとおり、当時の最高峰が肩の力を抜いて楽しげに演奏する、ジャズギター史に残る名盤です。</p>
<p>リーダーのバーニー・ケッセルは、オスカー・ピーターソン・トリオへの在籍を経て、ロサンゼルスのスタジオシーンで引っ張りだこだった名手。その経歴や奏法の魅力については <a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/barney-kessel/">バーニー・ケッセルとは？（人物紹介記事）</a> で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。本記事では、彼の代表作である本作を、制作背景から全曲解説までじっくり掘り下げていきます。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">アルバム基本情報</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">どんなアルバム？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">参加メンバー</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">全曲解説</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">1. Jordu（作曲：デューク・ジョーダン）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">2. Satin Doll（作曲：デューク・エリントン、ビリー・ストレイホーン）</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">3. It Could Happen to You（作曲：ジミー・ヴァン・ヒューゼン、ジョニー・バーク）</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">4. Mean to Me（作曲：フレッド・E・アーラート、ロイ・ターク）</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">5. Don&#8217;t Worry &#8216;Bout Me（作曲：ルーブ・ブルーム、テッド・ケーラー）</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">6. On Green Dolphin Street（作曲：ブロニスワフ・ケイパー、ネッド・ワシントン）</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">7. You Go to My Head（作曲：J・フレッド・クーツ、ヘイヴン・ギレスピー）</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">8. Minor Mood（作曲：バーニー・ケッセル）</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">9. Nagasaki（作曲：ハリー・ウォーレン、モート・ディクソン）</a></li></ol></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">聴きどころ・なぜ名盤なのか</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">こんな人におすすめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">アルバム基本情報</span></h2>
<figure class="wp-block-table">
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>発売</td>
<td>1957年</td>
</tr>
<tr>
<td>レーベル</td>
<td>Contemporary Records（コンテンポラリー・レコード）</td>
</tr>
<tr>
<td>録音日</td>
<td>1957年3月18日・19日</td>
</tr>
<tr>
<td>録音場所</td>
<td>コンテンポラリー・レコード自社スタジオ（米ロサンゼルス）</td>
</tr>
<tr>
<td>プロデューサー</td>
<td>レスター・ケーニッヒ（Lester Koenig）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</figure>
<p>編成は、ギター＋ベース＋ドラムスのみ。ピアノを含まない「ピアノレス」のギタートリオです。</p>
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</div>
<h2><span id="toc2">どんなアルバム？</span></h2>
<p>きっかけは1956年の人気投票でした。この年、ジャズ専門誌のDown BeatとMetronome、そして第1回オールスター・ジャズ・ポールを開催したPlayboyの3誌で、ケッセルがギター部門、レイ・ブラウンがベース部門、シェリー・マンがドラム部門をそれぞれ制覇。3部門の勝者をそのまま集めて「The Poll Winners」と名付けるという、シンプルながら胸躍る企画が生まれたのです。</p>
<p>仕掛け人は、コンテンポラリー・レコードの創業者でありプロデューサーのレスター・ケーニッヒ。西海岸ジャズの拠点として知られる同レーベルらしいスタジオ・セッション企画で、録音は1957年3月18日・19日の2日間、ロサンゼルスにあるレーベル社屋内のスタジオで行われました。エンジニアは名手ロイ・デュナンです。</p>
<p>当時の3人はいずれもキャリアの絶頂期。第一線で多忙を極める顔ぶれがこのセッションのために集まった、いわば企画から生まれたドリームチームでした。</p>
<p>ところが、その即席トリオが驚くほど有機的に噛み合いました。マンは後年「こっちが何かやれば、バーニーとレイがすぐ拾って何かに発展させてくれる」と証言しています。その手応えは1作では終わらず、『The Poll Winners Ride Again!』（1958年）、『Poll Winners Three!』（1959年録音・1960年発売）、『Exploring the Scene!』（1960年）、そして1975年の再結成セッションによる『Straight Ahead』（1976年発売）と、計5作のシリーズへと発展していきました。本作はその記念すべき第1作です。</p>
<h2><span id="toc3">参加メンバー</span></h2>
<p>メンバーはわずか3人。しかし全員が人気投票を制した当代随一のプレイヤーです。</p>
<ul>
<li><strong>バーニー・ケッセル（ギター）</strong> … 本作のリーダー。オスカー・ピーターソン・トリオ在籍歴を持ち、当時LAのスタジオシーンで最多録音級の活躍をしていた売れっ子ギタリスト。ブルージーで温かいフレージングが持ち味です。</li>
<li><strong>レイ・ブラウン（ベース）</strong> … 当時オスカー・ピーターソン・トリオの現役ベーシスト。太く歌うウォーキング・ベース（4分音符で歩くように刻む伴奏）でモダンジャズのベースの規範とされる巨人です。</li>
<li><strong>シェリー・マン（ドラムス）</strong> … コンテンポラリーの看板ドラマーとして「シェリー・マン&#038;ヒズ・メン」を率いた西海岸ジャズの中心人物。繊細なブラシ（ワイヤーの束で叩く奏法）とシンバルワークの名手です。</li>
</ul>
<h2><span id="toc4">全曲解説</span></h2>
<p>オリジナルLPに収録された全9曲を、曲順に沿って1曲ずつ見ていきましょう。</p>
<h3><span id="toc5">1. Jordu（作曲：デューク・ジョーダン）</span></h3>
<p>クリフォード・ブラウン＝マックス・ローチ・クインテットの演奏で有名になったバップ（1940年代に生まれたモダンジャズのスタイル）の名曲。冒頭からトリオの機動力を存分に提示するオープナーで、ピアノレスとは思えない音の厚みとスピード感に一気に引き込まれます。</p>
<h3><span id="toc6">2. Satin Doll（作曲：デューク・エリントン、ビリー・ストレイホーン）</span></h3>
<p>エリントン楽団の代名詞的ナンバー（詞はジョニー・マーサー）を、じっくりと温かく料理した演奏。単音弾きだけでなく和音でメロディを紡ぐ、ケッセルのコードワークの聴かせどころです。</p>
<h3><span id="toc7">3. It Could Happen to You（作曲：ジミー・ヴァン・ヒューゼン、ジョニー・バーク）</span></h3>
<p>ヴァン・ヒューゼンによる人気スタンダード。ケッセルの歌心あふれるメロディ解釈が光る、メロディの歌わせ方の良いお手本のような演奏です。</p>
<h3><span id="toc8">4. Mean to Me（作曲：フレッド・E・アーラート、ロイ・ターク）</span></h3>
<p>アルバム中でも長尺の演奏で、3人のソロが順に回っていくジャム・セッション的な展開が楽しい1曲。終盤にはそれぞれの見せ場が用意され、「全員が主役」というトリオのコンセプトを最も分かりやすく体感できます。</p>
<h3><span id="toc9">5. Don&#8217;t Worry &#8216;Bout Me（作曲：ルーブ・ブルーム、テッド・ケーラー）</span></h3>
<p>B面はバラード寄りのこの曲からスタート。ケッセルのシングルライン（単音のソロ）とコードメロディの対比が味わえ、静かな曲でこそトリオの表現力が際立ちます。</p>
<h3><span id="toc10">6. On Green Dolphin Street（作曲：ブロニスワフ・ケイパー、ネッド・ワシントン）</span></h3>
<p>本作の白眉のひとつ。この曲といえばマイルス・デイヴィスの1958年の録音が有名ですが、本作の録音は1957年、つまりマイルスより早いのです。同曲がジャズ・スタンダードとして定着していく初期の重要録音のひとつとされており、ラテン風のヴァンプ（短いフレーズの反復）と4ビートの対比を活かしたアレンジも秀逸。現在もギター教材やコピー譜の定番トラックとして人気の高い演奏です。</p>
<h3><span id="toc11">7. You Go to My Head（作曲：J・フレッド・クーツ、ヘイヴン・ギレスピー）</span></h3>
<p>しっとりとしたバラード演奏。音数をぐっと抑え、3人が空間を活かして歌い上げる、ピアノレス編成ならではの美しさが詰まった1曲です。</p>
<h3><span id="toc12">8. Minor Mood（作曲：バーニー・ケッセル）</span></h3>
<p>アルバム中唯一のオリジナル曲。マイナー調のブルージーな小品で、プレイヤーとしてだけでなく、作編曲家としてのケッセルの顔も垣間見えます。</p>
<h3><span id="toc13">9. Nagasaki（作曲：ハリー・ウォーレン、モート・ディクソン）</span></h3>
<p>1928年のティン・パン・アレー産ノヴェルティ・ソングをアップテンポで快走するクローザー。深刻ぶらないこのトリオの気風を最後まで貫く、遊び心あふれる幕切れです。</p>
<h2><span id="toc14">聴きどころ・なぜ名盤なのか</span></h2>
<p>最大の聴きどころは、ピアノレスという編成が生む「風通しの良さ」と、それを埋め尽くすインタープレイ（演奏中の相互反応）です。ケッセルのギターがリード楽器を務め、ブラウンの太いウォーキング・ベースとマンの繊細なブラシ／シンバルワークが空間を彩る。AllMusicは4.5／5の高評価で「選曲、3人のインタープレイ、リードワークが見事に溶け合った、スモールグループ編成のギター・アルバムの古典」と評し、発表当時のDown Beat誌も4.5／5で「リラックスした愉悦の空気を犠牲にしないヴィルトゥオジティ」と絶賛しました。</p>
<p>歴史的な意義も見逃せません。本作は、ギターが完全にフロントに立つギター＋ベース＋ドラムスのトリオ編成を代表する初期の名盤とされ、後年の<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/jim-hall/">ジム・ホール</a>や<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/joe-pass/">ジョー・パス</a>、さらには現代のギタートリオにつながる先駆的存在と位置づけられています。この編成の「原型」を聴けるという意味でも外せない1枚です。</p>
<p>そして音質。ロイ・デュナンによるコンテンポラリー録音は同時代屈指の優秀録音として知られ、2022年にはオリジナルテープからのオールアナログ・マスタリングによる180g重量盤LP（Craft Recordings）も再発されました。今なおリイシューが続くこと自体が、本作の価値の証明でしょう。</p>
<h2><span id="toc15">こんな人におすすめ</span></h2>
<ul>
<li><strong>ジャズギターを聴き始めたばかりの初心者</strong> … スタンダード中心の親しみやすい選曲と明快なメロディで、ジャズギターの魅力の入り口として最適です。</li>
<li><strong>ギタートリオという編成が好きな人</strong> … ジム・ホールやジョー・パス、現代のギタートリオのルーツにあたる演奏。原点を知ることで他作品の聴こえ方も変わります。</li>
<li><strong>スタンダードの演奏を学びたい中〜上級ギタリスト</strong> … 特に「On Green Dolphin Street」は教材・コピー譜の定番。コードワークとシングルラインの使い分けはお手本の宝庫です。</li>
<li><strong>録音の良いジャズを求めるオーディオ好き</strong> … ロイ・デュナンによる優秀録音で、トリオの3つの楽器の質感が生々しく味わえます。</li>
</ul>
<h2><span id="toc16">まとめ</span></h2>
<p>『The Poll Winners』は、人気投票を制した3人の名手が、肩書きの重さとは裏腹に、実にリラックスして音楽の会話を楽しんだアルバムです。ピアノレスのギタートリオという編成を、物足りなさではなく豊かさとして響かせたこと。それこそがこのアルバムの魔法であり、後年のギタートリオの系譜へとつながる功績でもあります。</p>
<p>まずは「Jordu」の疾走感で3人の呼吸を、「On Green Dolphin Street」でマイルスより早かった名演を、そして「You Go to My Head」で音数を抑えた美しさを味わってみてください。1957年の録音とは思えない鮮度で、ギター・ベース・ドラムスの対話が耳に飛び込んでくるはずです。ジャズギターが好きなら、いつかは必ず通る道。それなら早めに通っておいて損はない名盤です。</p>
<h2><span id="toc17">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/barney-kessel/">バーニー・ケッセルとは？（人物紹介記事）</a> … 経歴・音楽的特徴・名盤を紹介しています。</li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/the-swinging-guitar-of-tal-farlow/">『The Swinging Guitar of Tal Farlow』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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			</item>
		<item>
		<title>バーニー・ケッセルとは？ウェス以前に君臨したジャズギターの「人気投票王」</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/barney-kessel/</link>
					<comments>https://jazzguitarroundmidnight.com/barney-kessel/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 02 Jul 2026 04:28:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[バーニー・ケッセル]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[ウェス以前、1950年代ジャズギター界の頂点に立った男、バーニー・ケッセル。チャーリー・クリスチャン直系の名手にして人気投票王、ビーチ・ボーイズ『Pet Sounds』にも名を残した超一流スタジオマンの魅力を紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ジャズギターの歴史を語るうえで、ウェス・モンゴメリーの名前は避けて通れません（詳しくは<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>をどうぞ）。しかし、そのウェスが台頭する以前、1950年代のジャズギター界の頂点に立ち続けた男がいたことをご存じでしょうか。その名はバーニー・ケッセル。エレクトリック・ジャズギターの礎を築いた<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/charlie-christian/">チャーリー・クリスチャン</a>の直系にして、主要各誌の人気投票ギター部門を独占した「人気投票王」。さらにはビーチ・ボーイズ『Pet Sounds』にまで名を残す超一流スタジオマンでもありました。今回は、この万能ジャズギタリストの魅力をたっぷり紹介します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">チャーリー・クリスチャンとの運命の出会い</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ロサンゼルスでプロの階段を駆け上がる</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">「人気投票王」の時代</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">レッキング・クルー、そして晩年</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc9" tabindex="0">『The Poll Winners』（1957年発売）</a></li></ol></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
<tr>
<td>本名</td>
<td>バーニー・ケッセル（Barney Kessel）※「Barney」は愛称ではなく本名として扱われています</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1923年10月17日〜2004年5月6日（享年80）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・オクラホマ州マスコギー</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>ジャズギター（エレクトリック／アーチトップ）</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1940年代初頭〜1992年（ピークは1950〜60年代）</td>
</tr>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">チャーリー・クリスチャンとの運命の出会い</span></h3>
<p>1923年、オクラホマ州マスコギー生まれ。ハンガリー移民の靴店主を父に持つユダヤ系の家庭で育ちました。16歳ごろには地元の楽団ハル・プライス&#038;ザ・ヴァーシトニアンズに参加。1日16時間以上も練習し、「フルーツケーキ（変わり者）」とあだ名されたという逸話が残っています。</p>
<p>転機は1940年。同じオクラホマ出身の先輩ギタリスト、チャーリー・クリスチャンの故郷オクラホマシティで演奏していたとき、客席にクリスチャン本人を発見します。自分のギターを貸してセッションに招き、その後3日間にわたってジャムをともにしました。この体験こそ「他人の真似ではなく自分のスタイルを確立しなければ」と自覚するきっかけになったと、後年のケッセル本人が語っています。</p>
<h3><span id="toc4">ロサンゼルスでプロの階段を駆け上がる</span></h3>
<p>1940年代初頭にロサンゼルスへ移住し、チコ・マルクスのビッグバンドに約1年在籍。1944年には、レスター・ヤングらが出演した名作短編映画『Jammin&#8217; the Blues』に出演します。その後チャーリー・バーネットやアーティ・ショウの楽団を経て、1947年にはチャーリー・パーカーのセッション録音にも参加。モダンジャズの最前線へと躍り出ました。</p>
<h3><span id="toc5">「人気投票王」の時代</span></h3>
<p>1950年代初頭にはオスカー・ピーターソン・トリオに約1年在籍。並行してコンテンポラリー・レコードでリーダー作を次々と録音し、映画・TV・レコーディングで真っ先に声がかかる「ファーストコール」ギタリストとしての地位を固めます。1955年にはジュリー・ロンドン『Julie Is Her Name』でギターを担当し、同作はロングセラーとなりました（収録シングル「Cry Me a River」は世界的な大ヒットを記録しています）。</p>
<p>そして1956年、ケッセルはレイ・ブラウン（ベース）、シェリー・マン（ドラムス）とともに、ダウンビート、プレイボーイ、メトロノームの各誌人気投票でそれぞれ1位を獲得。これをきっかけに結成されたのが、その名も「ザ・ポール・ウィナーズ（人気投票の勝者たち）」トリオです。1957年から1960年（さらに1975年の再結成盤）にかけてアルバムを制作しました。</p>
<h3><span id="toc6">レッキング・クルー、そして晩年</span></h3>
<p>1960年代には、名うてのスタジオ・ミュージシャン集団「レッキング・クルー」の一員として、ビーチ・ボーイズ『Pet Sounds』（1966年）をはじめ、ザ・モンキーズ、サム・クック、ペギー・リー、ビリー・ホリデイ、ソニー&#038;シェールなど、ジャンルを超えた膨大なセッションに参加。後年はチャーリー・バード、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/herb-ellis/">ハーブ・エリス</a>と「グレート・ギターズ」を結成して活動し、1986年には教則ビデオ・シリーズ「Jazz Guitar Improvisation」もリリースしています。</p>
<p>1987〜88年には古巣コンテンポラリーに復帰し、『Spontaneous Combustion』（1987年）『Red Hot and Blue』（1988年）を発表。しかし1992年に脳卒中で倒れ、演奏活動は事実上終了します。1999年にオクラホマ・ジャズの殿堂入りを果たしたのち、2004年5月6日、脳腫瘍のためサンディエゴで80年の生涯を閉じました。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<p>ケッセルのサウンドは、チャーリー・クリスチャンが築いたエレクトリック・ギターの流れの「自然な発展形」と評されます。ネックピックアップ＋チューブアンプによる、温かくクリーンな音色。そこにスウィングからバップ（スリリングなモダンジャズの語法）までの語彙を落とし込んだのが、ケッセル流のジャズギターです。</p>
<p>特筆すべきはコード感覚。コードとその転回形（同じコードでも音の積み方を変えたもの）を自在に操り、コードを軸にメロディを組み立てる洗練された和声語法は、ソロギターや伴奏の手本として今も学ぶ価値があります。</p>
<p>そしてもうひとつの顔が「職人」。ジャズにとどまらずポップスの大ヒットを裏で支え続けたファーストコール・スタジオマンとしての確かな腕前は、彼の音楽の懐の深さそのものです。</p>
<h2><span id="toc8">おすすめアルバム</span></h2>
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<h3><span id="toc9">『The Poll Winners』（1957年発売）</span></h3>
<p>まず聴くべき1枚。1956年に各誌の人気投票を制した3人——ケッセル、レイ・ブラウン（ベース）、シェリー・マン（ドラムス）——が1957年に録音した、シリーズ第1作です。「On Green Dolphin Street」「Satin Doll」「Jordu」といったスタンダードやバップ曲を、緊密なインタープレイ（音の会話）で聴かせます。選曲・3者の相互作用・リード演奏が見事に融合したジャズギターの名盤との評価も高く、近年は高音質アナログ再発もあって入手しやすいのも嬉しいところです。</p>
<div class="album-affiliate" style="display:flex;align-items:center;gap:16px;margin:12px 0 24px;padding:12px;border:1px solid #e5e5e5;border-radius:8px;max-width:520px;">
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<p>このトリオの掛け合いが気に入ったら、『The Poll Winners Ride Again!』（1958年録音）や『Exploring the Scene!』（1960年録音・発売）へ進むのがおすすめ。リーダー作では、1953年録音の第1作『Easy Like』、スウィング魂あふれる『To Swing or Not to Swing』、ビゼーの歌劇を題材にした異色作『Barney Kessel Plays &#8220;Carmen&#8221;』あたりも要チェック。いずれも1950年代コンテンポラリー期の充実ぶりを伝えてくれます。</p>
<h2><span id="toc10">使用機材</span></h2>
<p>メインギターは、サンバースト仕上げのギブソンES-350。1946年頃の製造とされ、チャーリー・クリスチャン型のバー・ピックアップを備えるなど、本人仕様に大幅な改造が施されていたと伝えられています（改造内容の細部には諸説あります）。</p>
<p>その人気を反映して、シグネチャーモデルも複数登場しました。1957〜58年頃にはKayから「Barney Kessel」シリーズ（Pro／Artist／Jazz Special）が、1961〜74年頃にはギブソンから「Barney Kessel」モデル（Standard／Custom）が作られています。</p>
<p>アンプはフェンダー、ギブソン、ユニボックスのコンボタイプ各種を使用したとされますが、時期や特定モデルについては確定的な情報が乏しく、断定は避けておきます。</p>
<h2><span id="toc11">影響・評価</span></h2>
<p>ケッセルは、ジャズギター進化の「要（かなめ）」と位置づけられる存在です。バップの語彙をギターに統合し、洗練されたコードワークで後進に大きな影響を与えました。1950年代を通じて主要各誌の人気投票ギター部門で1位を独占した実績は、ウェス・モンゴメリー登場以前のジャズギター界における彼の立ち位置を雄弁に物語ります。</p>
<p>同時に、レッキング・クルーの一員として20世紀アメリカ音楽の「裏方史」にも名を刻んだ多才ぶりも別格。1999年にはオクラホマ・ジャズの殿堂入りを果たし、シグネチャーギターは今もコレクターの人気を集めています。</p>
<h2><span id="toc12">まとめ</span></h2>
<p>チャーリー・クリスチャン直系の温かいトーン、人気投票を独占した実力、そしてポップスの名盤まで支えた職人性。バーニー・ケッセルは「ジャズギターの王道」と「スタジオワークの最高峰」をひとりで体現したギタリストでした。入口はやはり『The Poll Winners』。西海岸オールスターの弾むようなインタープレイに、まずは身をゆだねてみてください。</p>
<h2><span id="toc13">関連記事</span></h2>
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<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/joe-pass/">ジョー・パス（人物紹介記事）</a></li>
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<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/the-poll-winners-barney-kessel/">『The Poll Winners』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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