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	<title>ビル・フリゼール | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
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		<title>ビル・フリゼールとは？浮遊する音色でジャズとアメリカーナをつなぐ異才ギタリスト</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 02 Jul 2026 05:16:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ECM]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ビル・フリゼール]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
		<category><![CDATA[現代ジャズ]]></category>
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					<description><![CDATA[浮遊感のある音色でジャズとアメリカーナを融合したギタリスト、ビル・フリゼールを徹底解説。経歴やグラミー受賞、名盤『Have a Little Faith』、使用機材まで、ジャズギターの革新者の魅力に迫ります。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ビル・フリゼール（Bill Frisell）は、1951年生まれのアメリカのジャズギタリストです。ボリュームペダルやディレイを駆使した浮遊感のある音色を武器に、ジャズにフォークやカントリーといったアメリカのルーツ音楽を溶け込ませた独自のスタイルを確立しました。<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したようなビバップ由来のジャズギター像を大きく塗り替えた存在で、パット・メセニーや<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールド</a>と並び称されることも多い人物です。なお、日本語では「ビル・フリーゼル」という表記も見られますが、本記事では「ビル・フリゼール」で統一します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">クラリネットからジャズギターへ（1951年〜1970年代）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ECMデビューとニューヨーク時代（1978年〜1980年代）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">シアトル移住とアメリカーナ路線の確立（1988年〜1990年代）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">グラミー受賞から現在まで（2000年代〜）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">「空間」を生かすスウェル奏法とループ</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">ジャンルを横断するアメリカーナ感覚</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">引き算のメロディと幅広い音色</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『Have a Little Faith』（1993年、Elektra Nonesuch）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>ウィリアム・リチャード・フリゼール（William Richard Frisell）</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1951年3月18日生まれ（存命）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・メリーランド州ボルチモア（コロラド州デンバー育ち）</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリックギター（テレキャスター系が中心）、アコースティックギター</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1980年代〜現在</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">クラリネットからジャズギターへ（1951年〜1970年代）</span></h3>
<p>1951年、ボルチモアに生まれ、幼少期からデンバーで育ちました。父はチューバやベースの奏者で、フリゼール自身は少年期にクラリネットを学び、10代でギターに転向してサーフロックやR&amp;Bのバンドで演奏します。1960年代後半には地元のギタリスト、デイル・ブルーニングに師事してジャズに開眼。1970年代前半はノーザン・コロラド大学で名手<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/johnny-smith/">ジョニー・スミス</a>に学んだのち、ボストンのバークリー音楽大学へ進み、憧れのジム・ホールのレッスンも受けています。</p>
<h3><span id="toc4">ECMデビューとニューヨーク時代（1978年〜1980年代）</span></h3>
<p>1978年にはベルギーに約1年滞在して作曲に打ち込み、この時期に書きためた曲が初期作品の素材になったとされます。エバーハルト・ウェーバーとの出会いからドイツの名門レーベルECMの仕事に関わるようになり、パット・メセニーの推薦でドラマーのポール・モチアンの『Psalm』（1981年録音、1982年発表）に参加。以後ECMの「ハウス・ギタリスト」的な存在となり、1983年にリーダー・デビュー作『In Line』を発表します。1980年代にはニューヨークのダウンタウン・シーンでも活躍し、ジョン・ゾーンの前衛バンド「ネイキッド・シティ」にも参加しました。ジョー・ロヴァーノとのポール・モチアン・トリオは、2011年のモチアン死去まで約30年続きます。</p>
<h3><span id="toc5">シアトル移住とアメリカーナ路線の確立（1988年〜1990年代）</span></h3>
<p>1988年にシアトルへ移住し、カーミット・ドリスコル、ジョーイ・バロンらとの自己のバンドで活動を本格化させます。1990年代にはエレクトラ・ノンサッチから『Have a Little Faith』（1993年）、『This Land』（1994年）、『Nashville』（1997年）などを発表し、「アメリカーナ（フォークやカントリーなどアメリカのルーツ音楽）をジャズの語法で描く」独自路線を確立しました。</p>
<h3><span id="toc6">グラミー受賞から現在まで（2000年代〜）</span></h3>
<p>2000年にシアトル近郊のベインブリッジ島へ移り、2005年には『Unspeakable』（2004年発表）で第47回グラミー賞「最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞しました（グラミー賞には通算6回ノミネート）。2012年には初代ドリス・デューク・アーティストに選出され、2017年にはバークリー音楽大学から名誉博士号を受け、同年ブルックリンへ移住します。2019年からはブルーノートと契約し、『HARMONY』（2019年）、『Valentine』（2020年）、『FOUR』（2022年）、『Orchestras』（2024年）と、トリオ編成を中心に現役で活動を続けています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">「空間」を生かすスウェル奏法とループ</span></h3>
<p>フリゼールの代名詞は、ボリュームペダルで音の立ち上がり（アタック）を消すスウェル奏法と、ディレイやループ、リバーブを重ねたアンビエントな音作りです。ペダルスティールや人の声のように滲む音色は、一度聴けば彼だとわかる強い個性になっています。</p>
<h3><span id="toc9">ジャンルを横断するアメリカーナ感覚</span></h3>
<p>ジャズを土台にしながら、フォーク、カントリー、ブルース、ロック、映画音楽までを一つの言語として扱うのも大きな特徴です。この傾向は1990年代後半以降ますます顕著になり、「アメリカ音楽の記憶を編集するギタリスト」と評されることもあります。</p>
<h3><span id="toc10">引き算のメロディと幅広い音色</span></h3>
<p>師であるジム・ホール譲りの和声感覚と歌心を受け継ぎつつ、速弾きではなく、音数を絞ったメロディと大胆な「間」で聴かせるのがフリゼール流です。一方でRATなどの歪みやノイズも辞さない広い音色パレットを持ち、静寂と轟音を行き来する振れ幅の大きさも魅力です。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
<p>※以下に楽天市場のアフィリエイトリンク（PR）を含みます。</p>
<h3><span id="toc12">『Have a Little Faith』（1993年、Elektra Nonesuch）</span></h3>
<p>1992年3月にニューヨークのRPMスタジオで録音され、ウェイン・ホロヴィッツ（Wayne Horvitz）のプロデュースにより翌1993年に発表された全曲カバー作です。メンバーはフリゼール（ギター）のほか、ドン・バイロン（クラリネット、バスクラリネット）、ガイ・クルセヴェック（アコーディオン）、カーミット・ドリスコル（ベース）、ジョーイ・バロン（ドラム）という異色の室内楽的編成。アーロン・コープランド『ビリー・ザ・キッド』からボブ・ディラン、マディ・ウォーターズ、ソニー・ロリンズ、マドンナの「Live to Tell」、表題曲のジョン・ハイアットまで、アメリカ音楽史をまるごと一枚に収めた選曲が圧巻です。クラリネットとアコーディオンが生む柔らかな響きと、突如噴き出す歪みや集団即興との対比が聴きどころで、AllMusicでは5つ星満点、「1990年代で最も創意に富んだ録音の一つ」と評されました。ジャズの「スタンダード」という概念をアメリカ音楽全体へ広げた、フリゼール流アメリカーナの出発点といえる一枚です。</p>
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</div>
<p>ほかにまず聴きたいのは次の3枚です。『In Line』（1983年、ECM）はソロとデュオによる静謐なリーダー・デビュー作で、浮遊するギターサウンドの原点。『Nashville』（1997年、Nonesuch）はナッシュビルのブルーグラス系名手たちと共演した転換点で、ダウンビート誌の年間最優秀ジャズアルバムに選出されました。『Unspeakable』（2004年、Nonesuch）はサンプリングやストリングスを導入した異色作で、2005年のグラミー賞受賞作です。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>長年のメインはフェンダー・テレキャスター系のギターで、1974年製テレキャスターなどを愛用してきました。近年はMastery製ブリッジとキャラハン（Callahan）製ピックアップを搭載したJ.W. Black製のテレキャスター・タイプを使用しているとされます。1980〜90年代にはKleinのヘッドレス・ギターを多用していましたが、現在はほとんど使っていないとされ、ほかに1975年製ストラトキャスターの使用歴もあります。</p>
<p>アンプは、ツアーではデラックス・リバーブやプリンストンなどのフェンダー系、スタジオや自宅ではギブソンGA-18をはじめとするヴィンテージの小型アンプやCarr製アンプを使うとされます。エフェクターはLine 6 DL4（ディレイ/ルーパー）、Strymon Flint、ProCo RAT、ボリュームペダルなどが知られていますが、機材情報の多くはインタビューやフォーラム等に由来する非公式なものなので、参考程度に捉えてください。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>ニューヨーク・タイムズはフリゼールを「現代で最も個性的で独創的な即興ギタリストの一人」と評し、ダウンビート誌の1990年批評家投票ではギタリスト部門の1位に選出されました。ジャズギター史の観点では、ジム・ホール譲りの「歌うジャズギター」をエフェクトやループ、アメリカーナの要素で拡張した存在といえます。ウェス・モンゴメリー以来続いてきた「ジャズギター＝ビバップの語彙」という枠組みを崩し、パット・メセニー、ジョン・スコフィールドと並ぶ「ポスト・バップ世代の三大ギタリスト」の一人に数えられることも少なくありません。また、ジャンルを自在に行き来したキャリアは、ジュリアン・ラージやメアリー・ハルヴォーソンといった後続に「ジャンルを持たないギタリスト」という選択肢を開きました。フィリップ・ワトソンによる評伝『Bill Frisell, Beautiful Dreamer』の副題「アメリカ音楽のサウンドを変えたギタリスト」が示す通り、その評価はジャズの枠内にとどまりません。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>ビル・フリゼールは、スウェル奏法とループによる浮遊感のある音色で、ジャズとアメリカのルーツ音楽を一つにつないだギタリストです。速弾きに頼らず、音数を絞ったメロディと「間」で聴かせるスタイルは、ジャズギターの表現の幅を大きく広げました。まず一枚選ぶなら、コープランドからマドンナまでを室内楽的な編成でカバーした『Have a Little Faith』がおすすめです。そこから『Nashville』や近年のトリオ作へ進めば、40年以上にわたる彼の音楽の変遷をたどることができるはずです。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/jim-hall/">ジム・ホールとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/pat-metheny/">パット・メセニーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/julian-lage/">ジュリアン・ラージとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/john-scofield/">ジョン・スコフィールドとは？（人物紹介記事）</a></li>
</ul>
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