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	<title>リー・リトナー | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
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		<title>リー・リトナー(Lee Ritenour)『Captain Fingers』徹底解説｜LAフュージョンの「雛型」となった1977年の出世作</title>
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					<comments>https://jazzguitarroundmidnight.com/captain-fingers-lee-ritenour/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 09:30:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アルバム紹介]]></category>
		<category><![CDATA[Captain Fingers]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[リー・リトナー]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[リー・リトナーの1977年作『Captain Fingers』を徹底解説。デイヴ・グルーシンやポーカロ兄弟ら豪華メンバー、全7曲の聴きどころ、LAフュージョンの雛型と評される理由を紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>「キャプテン・フィンガーズ」——超絶技巧ゆえに付いたニックネームを、そのままタイトルに掲げてしまう。1977年に発表された本作は、リー・リトナーの名を世に知らしめた出世作です。デイヴ・グルーシン、ハーヴィー・メイソン、若き日のポーカロ兄弟にデヴィッド・フォスターまで、LAスタジオ・シーンのオールスターが曲ごとに入れ替わり登場し、ジャズの演奏力とポップスの洗練が同居する「LAフュージョン」のお手本のようなサウンドを聴かせてくれます。</p>
<p>録音当時のリトナーは25歳前後。すでにLAで最も多忙なセッション・ギタリストの一人だった彼が、ソロ・アーティストとして本格的に離陸した瞬間を刻んだ一枚でもあります。リトナーの経歴やキャリア全体については<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/lee-ritenour/">リー・リトナーとは？（人物紹介記事）</a>で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">アルバム基本情報</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">どんなアルバム？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">参加メンバー</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">全曲解説</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">1. Captain Fingers（作曲：Lee Ritenour）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">2. Dolphin Dreams（作曲：Lee Ritenour）</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">3. Fly by Night（作曲：Dave Grusin）</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">4. Margarita（作曲：Lee Ritenour）</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">5. Isn&#8217;t She Lovely（可愛いアイシャ）（作曲：Stevie Wonder）</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">6. Space Glide（作曲：Mitch Holder, Eddie Arkin）</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">7. Sun Song（作曲：Dave Grusin）</a></li></ol></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">聴きどころ・なぜ名盤なのか</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">こんな人におすすめ</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">アルバム基本情報</span></h2>
<figure class="wp-block-table">
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>発売</td>
<td>1977年（Epicからは2作目、通算3作目のスタジオ・アルバム）</td>
</tr>
<tr>
<td>レーベル</td>
<td>Epic Records</td>
</tr>
<tr>
<td>録音日</td>
<td>不詳（公式資料に具体的な記載なし）</td>
</tr>
<tr>
<td>録音場所</td>
<td>Kendun Recorders（バーバンク）、Sound Labs（ハリウッド）、United Western Recorders（ハリウッド）</td>
</tr>
<tr>
<td>プロデューサー</td>
<td>スキップ・ドリンクウォーター（アソシエイト・プロデューサー：リー・リトナー、エグゼクティブ・プロデューサー：ジェリー・シェーンバウム）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</figure>
<p>固定バンドではなく、曲ごとに顔ぶれを組み替える総勢20名超のLAセッション流大編成で録音されています。</p>
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</div>
<h2><span id="toc2">どんなアルバム？</span></h2>
<p>まずタイトルの由来から。「キャプテン・フィンガーズ」とは、リトナーの指の器用さ・超絶技巧を指すニックネームです。一説には、大量のギターを詰め込んだ巨大なケースを運んでいたスタッフが付けたあだ名ともいわれています。冒頭のタイトル曲は、この異名を音で体現するために書かれたとされる「名刺代わりの一曲」です。</p>
<p>リトナーは1973年、21歳でセルジオ・メンデスのバンドに抜擢され、以降はLAで多いときに週15〜20本ものセッションをこなす売れっ子に。生涯のセッション参加数は約3,000に及ぶともいわれ、後年にはピンク・フロイド『The Wall』へのクレジットなしでの参加でも知られています。ソロ・デビュー作『First Course』（1976年）に続くEpicからの第2弾となる本作では、当時最先端のLAジャズ・ファンク／クロスオーバー・サウンド（ジャズを土台にファンクやポップスの要素を融合したスタイル）に本格的に取り組んでいます。バーバンクとハリウッドの3つのスタジオを使い分け、曲ごとに最適なメンバーを集めて録音するスタイルです。</p>
<p>その顔ぶれがまた豪華です。ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、ビル・チャンプリンといった、この直後のTOTO結成からAOR全盛期へとつながっていく面々と、デイヴ・グルーシン、ハーヴィー・メイソン、アンソニー・ジャクソン、パトリース・ラッシェンらジャズ／フュージョン人脈が同居。さらに「ダウィリ・ゴンガ」なる謎の名前でクレジットされたエレクトリック・ピアノ奏者は、契約上の理由によるジョージ・デュークの変名（別名義）とされています。</p>
<p>本作はBillboard 200で最高178位、Jazz Albumsチャートで31位を記録。アルバム・タイトルはそのまま本人の愛称として定着し、翌1978年には続編的タイトルの『The Captain&#8217;s Journey』へとつながっていきます。</p>
<h2><span id="toc3">参加メンバー</span></h2>
<p>曲ごとに編成が変わるため参加者は大人数ですが、ここでは各曲の中核を担う主なメンバーを紹介します。</p>
<ul>
<li><strong>リー・リトナー（ギター）</strong> … エレクトリックから12弦、クラシック・ギターまでを弾き分ける主役。360 Systems製のポリフォニック・ギターシンセサイザー（ギターの演奏でシンセの音を鳴らせる当時の最新機材）も大々的に使用しています。</li>
<li><strong>デイヴ・グルーシン（キーボード）</strong> … 「Fly by Night」「Sun Song」の2曲を作曲し、アレンジ・指揮も担当する本作の右腕的存在。</li>
<li><strong>ダウィリ・ゴンガ（エレクトリック・ピアノ）</strong> … 契約上の理由によるジョージ・デュークの変名とされる名義。</li>
<li><strong>パトリース・ラッシェン（エレクトリック・ピアノ）</strong> … タイトル曲で豪華鍵盤陣の一角を担う奏者。</li>
<li><strong>アンソニー・ジャクソン（ベース）／アルフォンソ・ジョンソン（ベース）</strong> … タイトル曲では2人同時参加という贅沢な起用。</li>
<li><strong>ハーヴィー・メイソン（ドラムス）</strong> … 7曲中5曲でドラムを叩く、本作のリズムの要。</li>
<li><strong>ジェフ・ポーカロ（ドラムス）／マイク・ポーカロ（ベース）</strong> … ジェフは翌年デビューするTOTOの結成メンバー、マイクも後に同バンドへ加わるポーカロ兄弟。</li>
<li><strong>デヴィッド・フォスター（エレクトリック・ピアノ）</strong> … 後のAOR全盛期を担っていくLA人脈の一人。</li>
<li><strong>アーニー・ワッツ（サックス）</strong> … ソプラノとテナーの両方で2曲に彩りを添える職人。</li>
<li><strong>ビル・チャンプリン（ヴォーカル）</strong> … アルバム唯一のヴォーカル曲で歌声を聴かせるシンガー。</li>
</ul>
<h2><span id="toc4">全曲解説</span></h2>
<p>オリジナルLPに収録された全7曲を、曲順に沿って紹介します。</p>
<h3><span id="toc5">1. Captain Fingers（作曲：Lee Ritenour）</span></h3>
<p>アルバム冒頭を飾る高速フュージョン。バンド一丸となった超絶ユニゾン（全員が同じフレーズを一斉に弾くこと）が圧巻で、リトナーのギターシンセ、グルーシン＋ラッシェン＋デューク（変名）という鍵盤群、アンソニー・ジャクソンとアルフォンソ・ジョンソンの2ベースという豪華布陣が火花を散らします。後年のライブでも定番の、リトナーの代名詞的ナンバーです。</p>
<h3><span id="toc6">2. Dolphin Dreams（作曲：Lee Ritenour）</span></h3>
<p>一転して叙情的な浮遊感に包まれるナンバー。12弦ギターとアコースティック・ギターの多重録音に、ミシェル・コロンビエ編曲のストリングスが重なります。ライブでも頻繁に演奏されたとされる、ファン人気の高い一曲です。</p>
<h3><span id="toc7">3. Fly by Night（作曲：Dave Grusin）</span></h3>
<p>グルーシン作のファンキーなミディアム・ナンバー。アーニー・ワッツのソプラノ・サックスに加え、クラヴィネットやミニムーグ（1970年代を象徴する鍵盤楽器）を重ねたグルーシンの多彩なキーボード・ワークが聴きどころです。</p>
<h3><span id="toc8">4. Margarita（作曲：Lee Ritenour）</span></h3>
<p>リトナー作のラテン・フレーバー曲。アルフォンソ・ジョンソンのベースとハーヴィー・メイソンのドラムが生み出す軽快なグルーヴに乗って、リトナーのギターが伸びやかに歌います。</p>
<h3><span id="toc9">5. Isn&#8217;t She Lovely（可愛いアイシャ）（作曲：Stevie Wonder）</span></h3>
<p>スティーヴィー・ワンダーの名曲カバーで、ビル・チャンプリンが歌うアルバム中唯一のヴォーカル曲。ジェフ・ポーカロ、マイク・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、レイ・パーカーJr.という、ほとんど「TOTO前夜」といえる編成です。原曲から大きくアレンジを変え、リトナーのギターを前面に出した解釈が新鮮です。</p>
<h3><span id="toc10">6. Space Glide（作曲：Mitch Holder, Eddie Arkin）</span></h3>
<p>本曲でリズム・ギターも弾いているミッチ・ホルダーと、エディ・アーキンの共作。ファンク色の強いスムース寄りのナンバーで、アーニー・ワッツのテナー・サックスがフィーチャーされます。</p>
<h3><span id="toc11">7. Sun Song（作曲：Dave Grusin）</span></h3>
<p>グルーシン作のアコースティックなクローザー。リトナーのクラシック（ガット）ギターにチェロのソロが絡む内省的なバラードで、エレクトリック中心の本編を静かな夕暮れのように締めくくります。</p>
<h2><span id="toc12">聴きどころ・なぜ名盤なのか</span></h2>
<p>興味深いのは、評価に大きな「ギャップ」があることです。AllMusicのレーティングは5点満点中2つ星と意外なほど低い一方、日本での評価は高く、本作は「リトナーの出世作」として、その後量産されるLAフュージョン・サウンドの「雛型のひとつ」になったと評されることも少なくありません。後に量産される「型」をいち早く完成させたがゆえに、現在の耳には「よくあるサウンド」に聴こえかねない——元祖ならではの宿命を背負った一枚なのです。</p>
<p>音楽的な聴きどころは、リトナーのギターの多面性にあります。タイトル曲の火を噴くようなユニゾン、「Dolphin Dreams」の多重録音が織りなす音の絵画、「Sun Song」のガット・ギターの静謐——1枚の中でこれだけ表情を変えられるギタリストは多くありません。ギターシンセサイザーを大々的に使った早期の例としても重要で、後年ローランド製ギターシンセを積極活用するリトナーの原点がここにあります。</p>
<p>そして歴史的ドキュメントとしての価値です。ポーカロ兄弟、フォスター、グレイドン、チャンプリンという人脈は直後のTOTO結成〜AOR全盛期に直結しており、本作は「フュージョンとAORの交差点」を記録したアルバムとしても語り継がれています。1977年のLAの空気がそのまま封じ込められているのです。</p>
<h2><span id="toc13">こんな人におすすめ</span></h2>
<ul>
<li><strong>フュージョン入門者</strong> … メロディーが明快でグルーヴも心地よく、「LAフュージョンとは何か」を体感できる最初の1枚に最適です。</li>
<li><strong>TOTOやAORが好きな人</strong> … ポーカロ兄弟、フォスター、グレイドン、チャンプリンが揃った「TOTO前夜」の演奏が聴けます。</li>
<li><strong>ギターの音作りに興味がある人</strong> … ギターシンセから12弦、ガット・ギターまで、70年代最先端トーンの見本市です。</li>
<li><strong>スタジオ・ミュージシャンの職人芸を味わいたい人</strong> … 曲ごとに布陣を組み替えるLAセッションの妙を、クレジット片手に楽しめます。</li>
</ul>
<h2><span id="toc14">まとめ</span></h2>
<p>『Captain Fingers』は、裏方の名手だったリー・リトナーが、自らのニックネームを掲げてソロ・アーティストとして立ち上がった記念碑的な一枚です。その後のリトナーはフォープレイ結成へと進み、コンテンポラリー・ジャズギターの最重要人物への道を歩んでいきます。</p>
<p>海外レビューの点数だけを見て素通りしてしまうには、あまりにもったいないアルバムです。まずはタイトル曲の圧倒的なユニゾンに驚き、「Dolphin Dreams」の浮遊感に浸り、「Sun Song」の余韻で聴き終えてみてください。1977年のロサンゼルスで最も忙しかった指先が、初めて自分のために鳴らした音——それが『Captain Fingers』です。</p>
<h2><span id="toc15">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/lee-ritenour/">リー・リトナーとは？（人物紹介記事）</a> … 経歴・音楽的特徴・名盤を紹介しています。</li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/larry-carlton-1978/">『夜の彷徨』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>リー・リトナーとは？3000セッションを支えた“キャプテン・フィンガーズ”</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/lee-ritenour/</link>
					<comments>https://jazzguitarroundmidnight.com/lee-ritenour/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Jul 2026 10:19:06 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[スムーズジャズ]]></category>
		<category><![CDATA[フュージョン]]></category>
		<category><![CDATA[リー・リトナー]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[3,000超のセッションを支えた“キャプテン・フィンガーズ”ことリー・リトナー。ウェス・モンゴメリー直系のジャズギターをフュージョンへ広げた名手の経歴と代表作『Captain Fingers』、使用機材まで紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>リー・リトナー（Lee Ritenour）は、アメリカ・ロサンゼルス出身のジャズ／フュージョン・ギタリストです。3,000を超えるスタジオセッションに参加してきた名手で、卓越した指さばきから「キャプテン・フィンガーズ（Captain Fingers）」の異名で呼ばれてきました。少年時代に影響を受けたウェス・モンゴメリー（<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>）の語彙を、フュージョンやスムーズジャズへとつないだ存在でもあります。この記事では、その経歴と魅力を紹介します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">ロサンゼルスの少年がファーストコールになるまで（1952〜1975年）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ソロデビューと『Captain Fingers』（1976〜1979年）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ヒット曲「Is It You」とグラミー受賞（1980年代）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">フォープレイ結成、そして現在まで（1990年代〜）</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">ウェス・モンゴメリー直系のフレージング</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">セッションで鍛えられた正確さと多様性</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">クラシックの素養とテクノロジーへの好奇心</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『Captain Fingers』（1977年）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>リー・マック・リトナー（Lee Mack Ritenour）</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1952年1月11日生まれ（存命）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>エレクトリックギター（Gibson ES-335、L-5ほか）、クラシックギター、ギターシンセサイザー</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1968年頃〜現在（ソロデビューは1976年）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">ロサンゼルスの少年がファーストコールになるまで（1952〜1975年）</span></h3>
<p>1952年にロサンゼルスで生まれたリトナーは、8歳でギターを始め、12歳で音楽の道を志します。1960年代後半にはウェス・モンゴメリーに傾倒し、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/joe-pass/">ジョー・パス</a>やハワード・ロバーツに個人的に師事したとされます。16歳でママス&#038;パパスのレコーディングに参加して初セッションを経験。その後、南カリフォルニア大学（USC）でクリストファー・パーケニングにクラシックギターを学び、21歳で同校のギター講師に抜擢されました。1970年代前半からはLAスタジオシーンで真っ先に声のかかる「ファーストコール」ギタリストとなり、これまでに3,000を超えるセッションに参加しています。</p>
<h3><span id="toc4">ソロデビューと『Captain Fingers』（1976〜1979年）</span></h3>
<p>1976年、Epicから『First Course』でソロデビュー。翌1977年には、異名をそのままタイトルに掲げた代表作『Captain Fingers』を発表します。同じ頃、日本のJVC（日本ビクター）が企画したダイレクトカッティング録音（テープを介さず原盤に直接刻む高音質録音）にも参加し、日本での人気を高めるきっかけになったといわれます。1979年にはピンク・フロイド『The Wall』のセッションに参加したことでも知られています（「Run Like Hell」などでの、クレジットなしの参加です）。</p>
<h3><span id="toc5">ヒット曲「Is It You」とグラミー受賞（1980年代）</span></h3>
<p>1981年の『Rit』では、エリック・タッグのボーカルをフィーチャーした「Is It You」がBillboard Hot 100で15位に入るヒットとなりました。1985年にはキーボード奏者デイヴ・グルーシンとの双頭名義作『Harlequin』を発表し、収録曲「Early A.M. Attitude」のアレンジで1986年の第28回グラミー賞（ベスト・インストゥルメンタル・アレンジメント）を受賞します。ノミネート歴は通算16回を数えますが、受賞は現在までこの1回のみです。</p>
<h3><span id="toc6">フォープレイ結成、そして現在まで（1990年代〜）</span></h3>
<p>1990年の『Stolen Moments』でストレートアヘッドなジャズ（正統派の4ビートジャズ）に接近すると、1991年にはボブ・ジェームス、ネイザン・イースト、ハーヴィー・メイソンとフォープレイ（Fourplay）を結成。デビュー作はコンテンポラリー・ジャズ・チャート1位、ゴールドディスク認定という成功を収めました。1993年にはウェス・モンゴメリーへのトリビュート作『Wes Bound』を発表。1997年にフォープレイを脱退（後任は<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/larry-carlton/">ラリー・カールトン</a>）した後も、『6 String Theory』（2010年）などを発表し、2018年の山火事（ウールジー火災）で自宅兼スタジオを失った後も現役で活動を続けています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">ウェス・モンゴメリー直系のフレージング</span></h3>
<p>リトナーの土台にあるのは、オクターブ奏法（1オクターブ違いの同じ音を2本の弦で同時に弾く奏法）に代表されるウェス・モンゴメリーの語彙です。歌うようなラインをフュージョンやポップスの文脈に翻訳して聴かせるところに個性があり、トリビュート作『Wes Bound』はその集大成といえます。</p>
<h3><span id="toc9">セッションで鍛えられた正確さと多様性</span></h3>
<p>3,000を超えるセッション経験に裏打ちされたタイム感と、カッティング（リズムギターの細かい刻み）の精度は大きな武器です。ジャズ、ロック、R&#038;B、ブラジル音楽までを行き来する順応力も持ち味で、異名の由来となった高速かつクリーンなピッキングも聴きどころです。</p>
<h3><span id="toc10">クラシックの素養とテクノロジーへの好奇心</span></h3>
<p>パーケニング仕込みのクラシックギターの素養は、ナイロン弦を用いたブラジル音楽路線の作品で美しく発揮されています。一方で、1970年代からギターシンセサイザー（ギターの演奏でシンセ音源を鳴らせる電子楽器）をいち早く導入するなど新技術への好奇心も旺盛で、伝統と先進性の同居がリトナーの音楽を特徴づけています。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
<p>※以下に楽天市場のアフィリエイトリンク（PR）を含みます。</p>
<h3><span id="toc12">『Captain Fingers』（1977年）</span></h3>
<p>自身の異名をそのままタイトルにした、Epicからの代表作です。録音はバーバンクのKendun Recordersなどで行われ、デイヴ・グルーシン（キーボード／アレンジ）、ハーヴィー・メイソンとジェフ・ポーカロ（ドラム）、アンソニー・ジャクソンとアルフォンソ・ジョンソン（ベース）、レイ・パーカーJr.（リズムギター）ら総勢20名超のLAトップセッションマンが参加しました。聴きどころは、タイトル曲の超高速ユニゾンと切れ味鋭いカッティング、先駆的なギターシンセの使用、そしてスティーヴィー・ワンダー「Isn&#8217;t She Lovely」のカバーです。Billboard 200で178位、Jazz Albumsチャートで31位を記録した、LAフュージョン黄金期を伝える「名刺代わり」の1枚です。</p>
<div class="album-affiliate" style="display:flex;align-items:center;gap:16px;margin:12px 0 24px;padding:12px;border:1px solid #e5e5e5;border-radius:8px;max-width:520px;">
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<p>『Rit』（1981年）はAOR／ポップ路線の頂点で、ヒット曲「Is It You」を収録しています。『Wes Bound』（1993年）はウェス・モンゴメリーへのトリビュートで、コンテンポラリー・ジャズ・チャート1位を記録した「ジャズギタリストとしてのリトナー」を最もよく示す作品です。『6 String Theory』（2010年）はギター人生50年を記念した企画盤で、B.B.キング、ジョージ・ベンソン、スラッシュら約20人のギタリストが参加しています。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>メインギターとして知られるのは、1961年製チェリーレッドのGibson ES-335で、2008年にはGibson Custom Shopからこのギターを再現したシグネチャーモデルが限定発売されました。同じくCustom Shop製の「Lee Ritenour L-5」シグネチャーもあり、L-5はウェス・モンゴメリーの愛器として知られるモデルだけに、敬愛を感じさせる選択です。1982年にはIbanezから本人シグネチャーのセミホロウ「LR10」も発売されました。このほか、フロイドローズやEMGピックアップを載せる改造を施した1958年製Fender Stratocasterの使用でも知られます。</p>
<p>アンプについては、ファンクや歪んだサウンドにはFender Vibrolux、クリーントーンにはMusic Manを使い分けていたと語られていますが、時期によって機材は移り変わっており、あくまで一例です。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>ジャズギター史におけるリトナーは、ウェス・モンゴメリー以降の「歌えるジャズギター」を、1970〜80年代のクロスオーバー／フュージョン、さらに90年代のスムーズジャズへと橋渡しした中心人物の一人です。ラリー・カールトンと並ぶ「LAスタジオ系ギタリスト」の代名詞であり、フォープレイの結成でコンテンポラリー・ジャズの商業的確立にも貢献しました。2011年にはドイツのECHOジャズ賞を受賞するなど評価は国際的で、度重なる来日公演もあり、日本で特に愛されてきたフュージョンギタリストの一人でもあります。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>リー・リトナーは、3,000を超えるセッションで鍛えた技術を土台に、ウェス・モンゴメリー直系のジャズギターをフュージョンやスムーズジャズへと広げてきたギタリストです。スタジオの職人としての正確さと、ソロアーティストとしての創造性を両立させた点で、ジャズギター史でも重要な存在といえます。入門にはやはり代表作『Captain Fingers』（1977年）がおすすめです。「キャプテン・フィンガーズ」の指さばきを、ぜひ体感してみてください。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/george-benson/">ジョージ・ベンソンとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/larry-carlton/">ラリー・カールトンとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/captain-fingers-lee-ritenour/">『Captain Fingers』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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