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	<title>ラッセル・マローン | Jazz Guitar &#039;Round Midnight</title>
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	<description>Jazz In Tokyo</description>
	<lastBuildDate>Fri, 31 Jul 2026 10:16:32 +0000</lastBuildDate>
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		<title>ラッセル・マローン(Russell Malone)『Sweet Georgia Peach』徹底解説｜艶やかなトーンと歌心が薫るImpulse!移籍第1弾</title>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 31 Jul 2026 09:30:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[アルバム紹介]]></category>
		<category><![CDATA[Sweet Georgia Peach]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ラッセル・マローン]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[ラッセル・マローンが1998年にImpulse!から発表した名盤『Sweet Georgia Peach』を徹底解説。ケニー・バロン、ロン・カーター、ルイス・ナッシュら豪華メンバーによる全11曲の聴きどころをわかりやすく紹介します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>太く艶のあるトーンで、メロディをたっぷりと歌わせる——ラッセル・マローンが1998年に発表した『Sweet Georgia Peach（スウィート・ジョージア・ピーチ）』は、そんな彼の美点がまるごと詰まったアルバムです。ケニー・バロン、ロン・カーター、ルイス・ナッシュという豪華リズムセクション（伴奏を担うピアノ・ベース・ドラムスのこと）を迎え、名門Impulse!からリリースされた本作は、ジャズ専門メディアのAll About Jazzに「1998年で最も魅力的なメインストリーム・ジャズ作品のひとつ」と評されました。落ち着いたテンポを基調にしながら、一音一音がしっかり「歌う」ギターは、初めてジャズギターに触れる方にもすっと届くはずです。</p>
<p>当時のマローンはダイアナ・クラール・トリオのギタリストとして注目を集めていた30代半ば。本作はリーダーとしての実力を世に示した、キャリアの転機となる一枚でもあります。マローンの経歴や人物像については、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/russell-malone/">ラッセル・マローンとは？（人物紹介記事）</a>で詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-1" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-1">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">アルバム基本情報</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">どんなアルバム？</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">参加メンバー</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">全曲解説</a><ol><li><a href="#toc5" tabindex="0">1. Mugshot（作曲：Russell Malone）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">2. To Benny Golson（作曲：Russell Malone）</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">3. Strange Little Smile / With You I&#8217;m Born Again（作曲：前半 Russell Malone／後半 Carol Connors &amp; David Shire）</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">4. Sweet Georgia Peach（作曲：Russell Malone）</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">5. Rise（作曲：Andy Armer &amp; Randy &#8220;Badazz&#8221; Alpert）</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">6. Mean What You Say（作曲：Thad Jones）</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">7. Song for Darius（作曲：Russell Malone）</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">8. Bright Mississippi（作曲：Thelonious Monk）</a></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">9. Someone&#8217;s Rocking My Dreamboat（作曲：Leon René / Otis René / Emerson Scott）</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">10. For Toddlers Only（作曲：Ron Carter）</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">11. Swing Low, Sweet Chariot（トラディショナル）</a></li></ol></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">聴きどころ・なぜ名盤なのか</a></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">こんな人におすすめ</a></li><li><a href="#toc18" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">アルバム基本情報</span></h2>
<figure class="wp-block-table">
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>発売</td>
<td>1998年8月25日（米国盤）</td>
</tr>
<tr>
<td>レーベル</td>
<td>Impulse!（GRP Records原盤）</td>
</tr>
<tr>
<td>録音日</td>
<td>1998年2月17日〜19日</td>
</tr>
<tr>
<td>録音場所</td>
<td>Avatar Studios（ニューヨーク）</td>
</tr>
<tr>
<td>プロデューサー</td>
<td>トミー・リプーマ（Tommy LiPuma）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</figure>
<p>編成はマローンのギターにピアノ・ベース・ドラムスを加えたカルテット（4人編成）が基本で、2曲のみパーカッションが加わるクインテット（5人編成）になります。</p>
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</div>
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<h2><span id="toc2">どんなアルバム？</span></h2>
<p>本作はマローンのリーダー作としては通算3作目。Columbiaからの『Russell Malone』(1992)、『Black Butterfly』(1993)以来、約5年ぶりのリーダー・アルバムであり、Impulse!移籍第1弾にあたります。1995年から1999年にかけて、マローンはダイアナ・クラール・トリオの一員として『Love Scenes』(1997)などのグラミー・ノミネート作に参加しており、本作はまさにその活動と並行して制作されました。</p>
<p>プロデュースを手がけたのは、クラール作品も担当していた名匠トミー・リプーマ。この人脈がImpulse!移籍につながったとみられています。All About Jazzのレビューでは、1998年末にクラール・トリオから独立するタイミングに合わせたリリースだったと紹介されており、「一本立ちするマローン」を印象づける一枚でした。</p>
<p>録音は1998年2月、ニューヨークの名門Avatar Studios（旧Power Station）でわずか3日間で行われました。録音・ミックスはアル・シュミット、マスタリングはダグ・サックスという、音の良さで知られる超一流エンジニア陣。マローンのギターの木質感のある太い音色が、驚くほど生々しく捉えられています。</p>
<p>タイトルの「Sweet Georgia Peach」は、マローンの故郷ジョージア州が「Peach State（桃の州）」と呼ばれることにちなむとされます。収録曲には、ジャズの定番曲「Sweet Georgia Brown」を下敷きにしたセロニアス・モンクの「Bright Mississippi」も選ばれており、故郷への想いと選曲がさりげなく響き合う構成です。</p>
<h2><span id="toc3">参加メンバー</span></h2>
<p>当時30代半ばのマローンを、ジャズ史に名を残すベテラン勢ががっちり支える布陣です。特にロン・カーターとはその後も長く共演が続き、晩年のマローンはカーターのGolden Striker Trioのレギュラー・ギタリストを務めました。</p>
<ul>
<li><strong>ラッセル・マローン（ギター）</strong> … 1963年ジョージア州オールバニ生まれ。ウェス・モンゴメリー〜<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/george-benson/">ジョージ・ベンソン</a>直系の正統派ギタリスト</li>
<li><strong>ケニー・バロン（ピアノ）</strong> … 歌心と品格を兼ね備えた名ピアニスト。本作ではデュオでも聴きどころを作る</li>
<li><strong>ロン・カーター（ベース）</strong> … マイルス・デイヴィス・クインテットで知られるジャズ・ベースの巨人</li>
<li><strong>ルイス・ナッシュ（ドラムス）</strong> … 数多くの名盤を支えてきた、しなやかで正確なドラミングの名手</li>
<li><strong>スティーヴ・クルーン（パーカッション）</strong> … 「Mugshot」「Rise」の2曲のみ参加し、グルーヴに彩りを添える</li>
</ul>
<h2><span id="toc4">全曲解説</span></h2>
<p>オリジナル米国盤の全11曲を、1曲ずつ聴きどころとともに紹介します。</p>
<h3><span id="toc5">1. Mugshot（作曲：Russell Malone）</span></h3>
<p>パーカッション入りのファンキーなオープナー。リラックスした曲調の中に、アトーナル（調性をあえて外した響き）なコードを織り交ぜたソロが顔を出し、正統派だけでは終わらないマローンの引き出しの多さを最初から見せてくれます。</p>
<h3><span id="toc6">2. To Benny Golson（作曲：Russell Malone）</span></h3>
<p>作曲家・サックス奏者として知られるベニー・ゴルソンに捧げられたオリジナルのバラード系ナンバー。先人への敬意をじっくりと歌い上げます。</p>
<h3><span id="toc7">3. Strange Little Smile / With You I&#8217;m Born Again（作曲：前半 Russell Malone／後半 Carol Connors &amp; David Shire）</span></h3>
<p>自作曲と、ビリー・プレストン&amp;シリータの1979年のヒット曲（映画『Fast Break』のために書かれたデュエット）をつないだメドレー。冒頭、滝のように連なって流れ落ちるソロ・ギターは、レビューサイトSputnikmusicで「秋の落ち葉が舞い落ちるかのよう」と評された名演です。</p>
<h3><span id="toc8">4. Sweet Georgia Peach（作曲：Russell Malone）</span></h3>
<p>表題曲は、アルバム中では数少ないアップテンポで少しファンキーなナンバー。マローンの遊び心が前面に出た、思わず体が揺れる一曲です。</p>
<h3><span id="toc9">5. Rise（作曲：Andy Armer &amp; Randy &#8220;Badazz&#8221; Alpert）</span></h3>
<p>トランペット奏者ハーブ・アルパートの1979年全米No.1ヒットのカバー。パーカッション入りのグルーヴィーな演奏に、マローンの音楽的視野の広さが表れています。</p>
<h3><span id="toc10">6. Mean What You Say（作曲：Thad Jones）</span></h3>
<p>名トランペッター／作編曲家サド・ジョーンズの佳曲。じっくりと腰を据えて展開していく演奏で、カルテットの一体感が味わえます。</p>
<h3><span id="toc11">7. Song for Darius（作曲：Russell Malone）</span></h3>
<p>叙情的なオリジナル・ナンバー。献呈相手が誰なのかは資料からは確認できていませんが、メロディの美しさに耳を傾けたい一曲です。</p>
<h3><span id="toc12">8. Bright Mississippi（作曲：Thelonious Monk）</span></h3>
<p>「Sweet Georgia Brown」を下敷きにしたモンク曲を、ケニー・バロンとのデュオ（二人だけの演奏）で。速いテンポの中でスリリングな掛け合いが繰り広げられ、AllMusicのレビューが「文句なしにこのCDのハイライト」と断言した白眉です。</p>
<h3><span id="toc13">9. Someone&#8217;s Rocking My Dreamboat（作曲：Leon René / Otis René / Emerson Scott）</span></h3>
<p>ヴォーカル・グループのインク・スポッツで知られる1941年の曲。レトロで温かい雰囲気が漂う一曲です。</p>
<h3><span id="toc14">10. For Toddlers Only（作曲：Ron Carter）</span></h3>
<p>共演者ロン・カーターの作品を取り上げた、ベーシストへの敬意が伝わる選曲。バンドの信頼関係がそのまま音になったような演奏です。</p>
<h3><span id="toc15">11. Swing Low, Sweet Chariot（トラディショナル）</span></h3>
<p>黒人霊歌（アフリカ系アメリカ人の間で歌い継がれてきた宗教歌）をアルバムの最後に。マローンのゴスペル的なルーツを感じさせる、静かで敬虔なクローザーです。</p>
<p>なお、欧州盤や日本盤のCDには、12曲目としてジェローム・カーン作のスタンダード「Yesterdays」がボーナス収録されています（日本盤ではギター・ソロと表記）。オリジナルの米国盤は上記の11曲構成です。</p>
<h2><span id="toc16">聴きどころ・なぜ名盤なのか</span></h2>
<p>最大の聴きどころは、やはりマローンのギターそのものです。太く艶のあるトーンで、メロディを慈しむように歌わせるプレイは、ウェス・モンゴメリーからジョージ・ベンソンへと続く正統派ジャズギターの系譜を、90年代に受け継ぎアップデートした代表例といえるでしょう。ミディアム〜スローの落ち着いたテンポが基調なので派手さはありませんが、その分「音色と歌心」というジャズギターの本質がじっくり味わえます。</p>
<p>そして、リプーマ＝シュミット＝サックスという制作陣による極上の音質。ギターの弦の鳴りや空気感まで伝わる録音は、オーディオ的な観点からも高く評価されています。ハイライトのバロンとのデュオ「Bright Mississippi」をはじめ、名手たちとの対話が良い音で残されていること自体が、本作の大きな価値です。</p>
<p>発表から時を経たレビューサイトSputnikmusicの回顧レビューでも4.5/5と高く評価され、何度でも聴き返したくなる「温かな親しみ」の空気が称えられました。2024年8月、マローンはロン・カーターのトリオでの来日公演中に60歳で急逝し、以後、本作を含む代表作は改めて聴き直されています。いまマローンを聴き始めるなら、まずこの一枚だと思います。</p>
<h2><span id="toc17">こんな人におすすめ</span></h2>
<ul>
<li><strong>正統派ジャズギターが好きな人</strong> … ウェス・モンゴメリー〜ジョージ・ベンソン直系の王道スタイルを、90年代最高峰の演奏で味わえます</li>
<li><strong>ジャズギターをこれから聴き始める初心者の方</strong> … 落ち着いたテンポとわかりやすい歌心で、初めての一枚として安心しておすすめできます</li>
<li><strong>音質にこだわるオーディオ好きの人</strong> … アル・シュミット録音＋ダグ・サックスによるマスタリングの、生々しく上質なギターの音が楽しめます</li>
<li><strong>ダイアナ・クラールのファン</strong> … クラール・トリオを支えたギタリストのリーダー作。プロデューサーも同じトミー・リプーマで、共通する上品な空気感があります</li>
</ul>
<h2><span id="toc18">まとめ</span></h2>
<p>『Sweet Georgia Peach』は、ダイアナ・クラール・トリオで頭角を現したラッセル・マローンが、豪華メンバーと一流の制作陣を得て「一人のリーダー」として堂々と名乗りを上げた作品です。故郷ジョージアへの想いを込めた表題曲から黒人霊歌のクローザーまで、オリジナルとカバーを織り交ぜた11曲は、マローンという音楽家のルーツと美学をそのまま映し出しています。</p>
<p>ドラマチックな仕掛けはなくても、良い音色と歌心だけで最後まで聴かせてしまう——それがこのアルバムの凄みです。まずはバロンとのデュオ「Bright Mississippi」から、ぜひ一度その艶やかなギターに触れてみてください。きっとアルバム全体を通して聴きたくなるはずです。</p>
<h2><span id="toc19">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/russell-malone/">ラッセル・マローンとは？（人物紹介記事）</a> … 経歴・音楽的特徴・名盤を紹介しています。</li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/signs-of-life-peter-bernstein/">『Signs of Life』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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			</item>
		<item>
		<title>ラッセル・マローンとは？歌心と超絶技巧を兼ね備えた現代ジャズギターの名手</title>
		<link>https://jazzguitarroundmidnight.com/russell-malone/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[tenchiba]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 03 Jul 2026 11:53:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミュージシャン紹介]]></category>
		<category><![CDATA[ジャズギター]]></category>
		<category><![CDATA[ダイアナ・クラール]]></category>
		<category><![CDATA[ハードバップ]]></category>
		<category><![CDATA[ラッセル・マローン]]></category>
		<category><![CDATA[名盤]]></category>
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					<description><![CDATA[ダイアナ・クラールやロン・カーターを支えた名手ラッセル・マローン。生涯と代表作『Sweet Georgia Peach』、ジョージ・ベンソン直系のジャズギターの魅力、使用機材までを徹底解説します。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ラッセル・マローン（Russell Malone）は、1990年代以降のメインストリーム・ジャズギターを代表するアメリカのギタリストです。ダイアナ・クラールやロン・カーターを支えた「伴奏の名手」として知られる一方、リーダー作では流麗な単音ソロと豊かなコードワークを聴かせました。その音楽は、<a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a>で紹介したウェスからジョージ・ベンソンへと続く系譜を受け継ぐ、正統派のジャズギターです。2024年8月にブルーノート東京での公演後に急逝したことで、日本のファンにとっても特別な記憶を残すギタリストとなりました。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">基本プロフィール</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">経歴</a><ol><li><a href="#toc3" tabindex="0">教会とレコードで育った独学時代（1963年〜1980年代前半）</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">ジミー・スミスとハリー・コニックJr.のバンドへ（1985年〜1990年代前半）</a></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ダイアナ・クラール・トリオと出世作『Sweet Georgia Peach』（1990年代半ば〜末）</a></li><li><a href="#toc6" tabindex="0">ロン・カーターとの活動、そして2024年の急逝</a></li></ol></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">音楽的特徴</a><ol><li><a href="#toc8" tabindex="0">ゴスペルとブルースに根ざした歌心</a></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">流麗なシングルラインと豊かなコードメロディ</a></li><li><a href="#toc10" tabindex="0">歌手たちに信頼された伴奏の名手</a></li></ol></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">おすすめアルバム</a><ol><li><a href="#toc12" tabindex="0">『Sweet Georgia Peach』（1998年・Impulse!）</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">使用機材</a></li><li><a href="#toc14" tabindex="0">影響・評価</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">まとめ</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">関連記事</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">基本プロフィール</span></h2>
<table>
<thead>
<tr>
<th>項目</th>
<th>内容</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>本名</td>
<td>ラッセル・ラマー・マローン（Russell Lamar Malone）</td>
</tr>
<tr>
<td>生没年</td>
<td>1963年11月8日〜2024年8月23日（享年60）</td>
</tr>
<tr>
<td>出身</td>
<td>アメリカ・ジョージア州オールバニ</td>
</tr>
<tr>
<td>楽器</td>
<td>ギター（フルアコ＝空洞ボディのエレキギターが中心）</td>
</tr>
<tr>
<td>主な活動期</td>
<td>1980年代後半〜2024年</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<h2><span id="toc2">経歴</span></h2>
<h3><span id="toc3">教会とレコードで育った独学時代（1963年〜1980年代前半）</span></h3>
<p>1963年、ジョージア州オールバニに生まれたマローンは、ゴスペル（教会音楽）が身近な環境で育ちました。4歳で母親に買ってもらったおもちゃのギターを弾き始め、6歳のころには教会で演奏していたといいます。ほぼ独学で、B.B.キングやウェス・モンゴメリー、チェット・アトキンスらのレコードを教材に腕を磨きました。12歳のころ、テレビでベニー・グッドマンと共演するジョージ・ベンソンを見たことがきっかけで、ジャズギターを志すようになります。</p>
<h3><span id="toc4">ジミー・スミスとハリー・コニックJr.のバンドへ（1985年〜1990年代前半）</span></h3>
<p>1983年に高校を卒業するとヒューストンを経て、1985年にアトランタへ移り、地元のシーンで経験を積みます。1988年からの約2年間はオルガン奏者の巨人ジミー・スミスのバンドに在籍し、実戦の場で鍛えられました。続いて1990年ごろからは、ハリー・コニックJr.のビッグバンドに数年間参加します。1992年にはColumbiaからリーダーデビュー作『Russell Malone』を発表。ベースの重鎮ミルト・ヒントンが参加した同作に続き、1993年には『Black Butterfly』を発表しました。</p>
<h3><span id="toc5">ダイアナ・クラール・トリオと出世作『Sweet Georgia Peach』（1990年代半ば〜末）</span></h3>
<p>1995年、マローンはダイアナ・クラール・トリオのギタリストとなり、世界的に知られるようになります。『All For You』（1996年）、『Love Scenes』（1997年）、グラミー賞を受賞した『When I Look in Your Eyes』（1999年）といった彼女の代表作に参加しました。そして1998年、自身の代表作となる『Sweet Georgia Peach』（Impulse!）を発表します。</p>
<h3><span id="toc6">ロン・カーターとの活動、そして2024年の急逝</span></h3>
<p>2000年代に入ると、Verveから『Look Who&#8217;s Here』（2000年）と『Heartstrings』（2001年）を発表。ピアニストのベニー・グリーンとのデュオ作『Jazz at The Bistro』（2003年、Telarc）でも高い評価を得ました。またベースの巨匠ロン・カーター率いるゴールデン・ストライカー・トリオの中核メンバーとして長く活動し、2015〜2017年にはHighNoteレーベルから3枚のアルバムを発表。2021年からはウィリアム・パターソン大学で後進の指導にもあたりました。2024年8月23日、同トリオの日本公演中に東京で急逝。ブルーノート東京での公演を終えた後に心臓発作を起こしたと伝えられ、晩年は腎不全を患いながらツアーを続けていたことも報じられています。</p>
<h2><span id="toc7">音楽的特徴</span></h2>
<h3><span id="toc8">ゴスペルとブルースに根ざした歌心</span></h3>
<p>教会で育ち、B.B.キングを出発点とするマローンの演奏には、高度なテクニックの中にも常にブルージーで温かいフレージングがあります。批評家からは「ブルージーなベンド（弦を押し上げて音程を変える奏法）から軽やかに波打つアルペジオまで、きわめて精確で表現力豊か」と評されました。</p>
<h3><span id="toc9">流麗なシングルラインと豊かなコードメロディ</span></h3>
<p>ジョージ・ベンソン直系の滑らかなシングルライン（単音のフレーズ）と、無伴奏のソロギターで聴かせる重厚なコードメロディ（メロディと和音を同時に弾く奏法）の両立が最大の武器です。とくにバラードでの美しい音色と、ダイナミクス（音量の強弱）の細やかなコントロールに定評がありました。</p>
<h3><span id="toc10">歌手たちに信頼された伴奏の名手</span></h3>
<p>ダイアナ・クラールやダイアン・リーヴスといった歌手から絶大な信頼を得た名サイドマン（共演者として支える演奏家）でもありました。リーヴスは「ラッセルには置き間違えた音がひとつもなかった」と証言しています。ジャズにとどまらずカントリー、ゴスペル、R&#038;Bまで含むアメリカ音楽全般への百科事典的な知識に裏打ちされた、選曲と引用のセンスも大きな特徴です。</p>
<h2><span id="toc11">おすすめアルバム</span></h2>
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<h3><span id="toc12">『Sweet Georgia Peach』（1998年・Impulse!）</span></h3>
<p>1998年2月にニューヨークのアヴァター・スタジオで録音され、同年に発売されたマローンの代表作です。プロデュースは名匠トミー・リピューマ。ケニー・バロン（ピアノ）、ロン・カーター（ベース）、ルイス・ナッシュ（ドラム）という超一流リズムセクションを迎え、一部の曲ではスティーヴ・クルーン（パーカッション）も加わります。クラール・トリオで注目された直後の本人名義の勝負作で、マローンの実力を世に知らしめました。ハイライトはケニー・バロンとのデュオで演奏されるセロニアス・モンクの「Bright Mississippi」。「Sweet Georgia Brown」のコード進行に基づく曲で、アルバムタイトルと洒落た呼応を見せる選曲です。タイトルは桃の名産地である故郷ジョージア州にちなんでおり、全編を通じてメロディックで温かみのある演奏が楽しめます。</p>
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<p>ほかでは、伝統に根ざした出発点を示すリーダーデビュー作『Russell Malone』（1992年、Columbia）、ストリングスとの共演でバラードの美学が際立つ『Heartstrings』（2001年、Verve）、そして晩年の円熟したカルテット演奏が味わえる『Time for the Dancers』（2017年、HighNote）もおすすめです。</p>
<h2><span id="toc13">使用機材</span></h2>
<p>マローンはキャリアを通じて、ギブソンのSuper 400やL-5といった大型のフルアコを愛用してきました。ダンジェリコの公式アーティストにも名を連ねており、同社のEXL-1も長く使用しています。晩年はサドウスキーが彼のために製作したカスタムのセミホロー（半空洞ボディのギター）を弾いていたと伝えられています。</p>
<p>アンプはステージでAER Compact 60を使用していたといわれます。弦はダダリオのXL EJ22（ジャズミディアム、ゲージ13〜56）を愛用しており、こちらはメーカーの公式アーティストページでも紹介されています。</p>
<h2><span id="toc14">影響・評価</span></h2>
<p>マローンは、ウェス・モンゴメリーやケニー・バレルからジョージ・ベンソンへと続くメインストリーム・ジャズギターの正統な後継者として、1990年代以降の世代では第一人者格と評価されています。ハリー・コニックJr.は追悼の言葉で「音楽的な輝きと、深くソウルフルで巧みな芸術的個性」を称え、ダイアン・リーヴスは「置き間違えた音がひとつもない」ギタリストと評しました。リーダー名義の名盤に加え、ジミー・スミス、ロン・カーター、ソニー・ロリンズら巨匠を支えた屈指のサイドマンとして、ジャズギター史に名を残す存在です。</p>
<h2><span id="toc15">まとめ</span></h2>
<p>ラッセル・マローンは、教会とブルースで培った歌心と確かな技巧を兼ね備え、リーダーとしてもサイドマンとしても一流だった稀有なジャズギタリストです。2024年にブルーノート東京での公演後に急逝したことは、日本のジャズファンにとっても忘れられない出来事となりました。その魅力を知る入り口としては、やはり代表作『Sweet Georgia Peach』（1998年、Impulse!）が最適です。この一枚から、温かく流麗なマローンの世界に触れてみてください。</p>
<h2><span id="toc16">関連記事</span></h2>
<ul>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/george-benson/">ジョージ・ベンソンとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/kenny-burrell/">ケニー・バレルとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/wes-montgomery-jazz-guitar/">ウェス・モンゴメリーとは？（人物紹介記事）</a></li>
<li><a href="https://jazzguitarroundmidnight.com/sweet-georgia-peach-russell-malone/">『Sweet Georgia Peach』徹底解説（アルバム紹介記事）</a></li>
</ul>
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